燃えよドラゴンのレビュー・感想・評価
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失われし刻の彼方に
どれほどのパロディが作られたのか、数え挙げたら終わらないほどの名品。ただ私が驚いたのは、まずオープニング。はからずも、当時の香港の空気を切り抜いた映像。かつて彼の地は、出世するのも、自由。落ちぶれるのも、自由。運と実力と野心が渦巻く、カオスだったそうです。(今、そんな自由はなく、あるのは統制と抑圧だけのようですが…。)貿易と金融の覇者もいれば、その日暮らしの水上生活者も、多かったとか。何の説明も無しに、そんな混沌に漕ぎ出す小舟…。
良くも悪くも、当時の欧米の方が、アジアをどう見ていたのかが、良く分かります。あの、お相撲さんの登場シーンは、何?。外国から見た相撲って、あんな風に見えるの?。
考えようによっては、この映画そのものが、「映像の世紀」。本作は、エンタメ映画の域を超えた、文化史に名を残す記録映画かも。西洋から見た東洋が、そこあります。
ま、そんな御託はともかく、そこに光輝く、リーさまがいる。私達の知らない武術を駆使し、見据える眼差しの先には、何があると思います?。別にリーさまが、世界平和だの、隣人愛を込めて詠春拳を繰り出した訳ではありません。ただ、頑張ったら、頑張ったなりの(個人差はありますが)、未来が、その先にある。何故か、そう思える輝きが、あの時代にはあったような気がします。
もちろん、あの頃より機械は進歩し、便利になりました。ただその便利さに振り回されている側面も、否定できません。リーさまが見据えた未来、私達は、受け継いでいるでしょうか。都合の悪い情報だけを集めて、諦めの理由にしていないでしょうか。
こんな時代だからこそ、改めてリーさまの、たぎる思いに触れてみては如何?。何時だって、リーさまは、皆様の訪れを受け入れてくれる。そして、皆様の裡に秘めた思いと手合せしてくれますよ。手加減なしで、ボコボコにされるかも知れないけど。
「グランド・マスター」
あの絵画的映像は、アクション映画の、1つの到達点だと思います。それと、劇中に描かれたイッブ・マンの思い。その思いを受け継ぐ少年の瞳…。時系列が逆さまになりますが、「グランド…」が、到達点なら、「燃えよ…」は、そう、原点です。併せご覧下さい。
初めて観たが
ブルース・リーの動きを観る映画だと思った。
音楽も有名、よく聞く曲。
有名なフレーズ(考えるな…)は、割と早めにサラッと出てきた。
ローパーのスーツケースには何が入っているのかな?
アメリカ?にいられなくなったから、全財産を持って旅をしているのか。
地下の牢屋に入っていた人は、牢の中のときは年寄りばかり見えたのだが、出てきた人たちは
若い人ばかり。若くなければ、戦えないからなのだろうが。
ハンは年寄りすぎて、リーの相手にはなりそうもないが。
しかし、趣味の悪いボスである。
鏡の間の闘いは、その後の映画にたくさんオマージュされているのだろう。
ブルース・リーの相手となる、ジャッキー・チェンなどがわからなかった。
何度か観ないとだめだな。
午後ロー 録画視聴
Don't think, feel
あっという間の99分間でした。おそらく映画館で鑑賞できる人生最後の機会を、丸の内ピカデリーの大スクリーンで鑑賞出来て満足でした。映画館で鑑賞すべきNo.1映画です!
Don’t think, feel!!
私が生まれる前にもう亡くなっていたブルースリー。
竹中直人さんや関根さん、ウッチャンなどなど多くの方がするモノマネでの方が、実は馴染みがありました。
(ゆとりですが〜の坂間っちの部屋着もブルースリーでしたねw)
初見は、子供の頃観たテレビ放映だったと思います。
アチョ〜オ!!とキメ顔のインパクトに驚いた記憶がありますw
大人になり、配信でも見返しましたが、改めてブルースリーの凄さを実感した事を思い出しました。
今回、
こちらのサイトの人気者♡フォロワーさんに上映の情報を教えて頂き
「日本劇場公開版4Kリマスター」を初めて劇場で鑑賞して来ました。
映像がとても鮮明で驚きました。
(今回は違いがわかった女でした♪)
言わずと知れた、ハリウッドと香港の合作
「燃えよ、ドラゴン」
主演:ブルースリー!
カンフーマスターとして、世界にアジア人俳優の存在を知らしめた、大きな功績を残しました。
アジアの宝!!
いや、世界的にも永遠のスーパースターだと思います。
本作公開後、32歳の若さで急死したブルースリー。
優作さんもそうですが。。
「志半ば」という言葉が浮かびます。
その早過ぎる死によって、彼も本作も神格化されていくのだから複雑です。
あまりにも有名なセリフ
「Don’t think, feel」
作品内では、何度やっても上手くいかない弟子に対して言った言葉ですが、
割とさらっとしたシーンだった事も改めて気付きました。
そして続くセリフにも注目!
「それは月を指すようなものだ」
指を見ていても月は見えない。。
おお!何とも含蓄に富んでいます!
ちなみに。。
バッターボックスに入る緊張した子に
私はいつも「考えるな!感じろ!!」と言っています(^。^)
けど、打てねぇ〜〜(°▽°)
そして、メインテーマ曲がワクワクするんだ!
戦うブルースリーのキレの良さ!
アチョ〜〜オ!!怪鳥音に痺れます!
自分もカンフーマスターになったかの様な錯覚を覚えます♪
その他大勢のエキストラ役があまりにも武術未経験者だとわかる所や、
地下のアヘン工場のチープさ、
ハンのずるい義手のおもちゃ感などなど、今見返すと気になる部分が多々あるのは否めませんが。。
童心に返って、ブルースリーを堪能しましょう!
ブルースリーが命を削って作った作品。
ブルースリーは永遠だ!!
最後にローパーの大荷物。。
髪の毛のメンテナンス用かな??
劇場版4kリマスター
何度も観てる作品なので今回は4kリマスターを実際に映画館でみた印象。比較は出来ないのであくまで印象です。
VHS、DVDまで慣れ親しみ最初のBlu-rayが出た時は
少林寺の色鮮やかに驚愕し音も当然良くて空間音も生々しくラロシフリンのスコアが流れてくるとベースがブリブリで余りのカッコよさに感動しました。
さて、そこから今回4kリマスターを劇場で観ると、
彩度が上がって濃度が濃くなったかもと思いました。
ただ所々色が潰れてたりザラつきを感じました。
劇場との相性もあるかもしれません。
綺麗な場面はとても綺麗です。
音質は物凄く良いです。劇場だと迫力があり、
反響音がやはり生々しくドラムやベースのピッキング音がその場で演奏されているかの様です。
一応作品自体の事も少々、小さな時はテレビでの放映でジャッキー世代ですが子供の頃はシリアスなものが好きだったので私はブルースリー派でした。全て鑑賞していますが作品全体のバランス感で好きなのは危機一髪と燃えよドラゴンです。私はノワールも好きなので犯罪映画として危機一髪が好みで、燃えよドラゴンは演技面や所作で好きです。監督に抑えた演技の指導を受けた話もありますが、やはりそれがアクションシーンと普段のシーンとで見事なギャップになり存在そのものの圧倒的な魅力になっていると思います。映画は俳優、音楽、スタッフのタイミングが合った時に奇跡的な瞬間がある魔法だと思わせる作品です。出来がどうとかを超越した芸術の神が降りてきた瞬間の話です。
ドニーのイップマンも同じ要素ですね。
コロナ前は毎年フィルム上映を観に劇場へ足を運んでいましたが、またフィルムでも観たいと思いました。
映画史に燦然と輝く功夫(カンフー)映画の金字塔を劇場の大画面・大音量で観られて、最高に幸せな時間を過ごせました
小学生の頃からブルース・リーさんが大好きで、何度目の鑑賞かわからないほど観ている本作ですが、劇場で観るのは2回目、学生の頃に観た正規リバイバル上映以来40年ぐらいぶりですかね
しかも今回は4Kリマスター版(劇場スペックは2Kでしたが)だったので、今までTVやDVDで観ていた劣化したオリジナル画質とは格段に違い、とても綺麗な映像に大満足、昔の映画というよりは”昔風に作った作品”といった印象です
有名なラロ・シフリンさんのテーマ曲にも痺れながら、
ブルース・リーさん演じる主人公リーが、弟子を指導する際に言う名ゼリフ「Don't think,feel(考えるな、感じろ)!」
そして、リーが妹の仇のオハラを大衆の前でぶっ倒すくだり
そしてそして、ハンのアジトに潜入したリーのヌンチャクさばき
と、映画史上に残る名シーンを大画面と大音響で目の当たりにし全身鳥肌モノ
何度観ても興奮度MAXレベルの傑作中の傑作、また劇場で観られて良かったです
ローパー荷物多過ぎ問題。
ローパーのスーツケース数えてみたけど14個もあったぞ。。笑
小舟もパンパン、人力車のおじいちゃんも総動員。そこに何が入ってるんだ。。
とはいえ、もう擦り切れるほど見てきた映画だけど、大きなスクリーンでブルースを見るのはやっぱ貴重で価値ある時間。
1週間といわずもっと長く上映してほしいな。
ブルース・リー…わたしの…スーパーマン…
ブルース・リー没後50年のリバイバル上映にて鑑賞。
潜入あり、暗器ありで緊迫感あるシーンが多い。その反動か打撃音と怪鳥音だけが響き渡る格闘シーンは熱くなる。
ブルース・リーのアクションと肉体美が象徴すぎて、ストーリーが頭に残っていない。結局何がどうなった。
映画館でこそ!怪鳥音の余韻
これまで何回も観たけれど、映画館では観たことなかったので、どんな感じになるだろうと観てみたら、感動しました!やはり、映画館の音響はあなどれません。ブルース・リーのドアップで鬼気迫る表情、怪鳥音がビシビシ伝わってきます。映画館でみてよかったです。まだ映画館で観たことがない方は是非観てみると、伝わり方が違います。
アタッ、オーオオオ、アタ―ア!!の気合と共に発せられる怪鳥音、その中でも、アターァ!!の余韻でつながるオーッホホホォが好きです。稀に聞こえてくるので、レアですが、この余韻の声は刺さります。
めちゃくちゃかっこいいのは間違いないです。唯一無二のアクションスター、映画館でビシビシ感じます。
PS.
・鏡の間で、これまで聞こえてきた少林寺僧侶?の声が今回聞こえてこずに、そのまま敵ボスと対面して、横蹴り炸裂でした。あの声のないのがオリジナルだったんですかね。
・敵ボスと宣戦布告したときに発するブルース・リーの声「You offended my family, and Shorinji temple」、映画館の音響で響き渡り、鳥肌立ちました。
・とにかくブルース・リーの姿があれだけ大きく観ることができるのは映画館のみです。これは感動しました。
・ブルース・リー、この映画でハリウッドに名を上げようと、この映画に賭ける熱が半端ないです。映画界に安住していない俳優がもつギラギラ感、斬新さがあふれています。
燃えつきたドラゴン‼️
世界で最も美しく、最強の男ブルース・リー‼️全世界をカンフー・ブームに巻き込んだ東洋人スター、ブルース・リー‼️死してなお、世界中の男を魅了し続ける真のカリスマ、ブルース・リー‼️ジャッキー・チェン、チャウ・シンチー、ドニー・イェン、スティーヴン・セガール、「北斗の拳」のケンシロウetc...その志を受け継ぐ後輩たちは数知れず‼️何が凄いってスティーヴ・マックイーン、リー・マービン、ジェームズ・コバーンといったそうそうたる輩が弟子だった事‼️この映画は武道家、俳優の域を超え、芸術家や哲学者でもあったブルース・リーの人生道を内包した深ーい映画‼️そしてもちろん最強のカンフー映画‼️映画はいきなりスパーリングのシーンから始まります‼️最強リーの相手を務める男。どっかで見たことあると思ったら、若き日のデブゴンことサモ・ハン・キンポー‼️映画ファン夢のドリーム・マッチ‼️結果はもちろんリーの圧勝‼️そして門弟への世界一有名な助言「考えるな、感じろ!!」‼️回想で語られるリーの妹の悲劇‼️これまたどっかで見たことあると思ったら女活殺拳アンジェラ・マオ‼️拳銃が使えない理由づけをさりげなくして、いよいよハンの島へ出発‼️人間に負けじとカマキリも死闘を繰り広げる‼️そしてリーよりも先に潜入していた女スパイ、メイ・リン‼️ちょっとノラ・ミャオ似の美女‼️てゆーかノラ・ミャオが良かったな、やっぱり‼️そしてリーVSオハラの因縁の対決‼️もちろん勝負にならないわけですが、とどめを刺したリーのキメ顔、その哀しみを浮かべた顔は一生忘れる事は無い‼️そして夜、内偵に出たリーがハンの麻薬工場で繰り広げる大バトル‼️肉弾戦はもちろん棒術、そしてヌンチャク‼️早回しだと思っていたヌンチャクの動きがリアルスピードだなんてもう神業すぎる‼️そして特筆すべきはこのシーンでリーに髪を掴まれぶちのめされる悪党‼️なんと我らがジャッキー・チェン‼️最初で最後のブルースリーVSジャッキー・チェン‼️もちろんリーの圧勝‼️他にもいたるところにユン・ピョウやマースを始めとする未来のジャッキー映画のキャラ達が‼️そういう意味でこの作品は公開当時よりも現在観た方がその価値観が高いような気がする‼️そしてクライマックス前のローパーVSボロ‼️ローパーもいいけど全身ムキムキのボロとリーの対決も是非観たかった‼️そしてリーVSハン‼️まぁこれもリーの圧勝ムードなんですが、ハンもなかなかガンバッテます‼️熊手からウルヴァリンも真っ青の3本爪の義手でリーを苦しめ、そして鏡の間での無数のリーとハン‼️このシーンはあらゆる映画やテレビのコントでパクられた手に汗握る名シーン‼️ラロ・シフリンの音楽も耳に焼き付いて離れない、子供の頃から何十回観たか分からない映画ですね‼️リーの魂から発せられる雄叫びは時代を超えて胸に迫ってくる‼️アチョーッ‼️
「大阪松竹座開場100周年記念 道頓堀 松竹座 映画祭」にて。雰囲...
「大阪松竹座開場100周年記念 道頓堀 松竹座 映画祭」にて。雰囲気の良い劇場で見る楽しい映画は良い。
『燃えよドラゴン』は、公開当時に自分を移動させて見ると楽しい。
世界を魅了したカリスマ
ブルース・リー氏のPV映画。
とはいえ、
アジアに対する評価が、とてつもなく低かった時代に、この男の主演映画を、ハリウッドは作った。
作らざるを得なかったのだろう。それほどまでの男・ブルース・リー氏。
そして、あのテーマソングとともにこの映画は不朽となった。
ブルース・リー氏の奇声すら音楽の一部となってしまっている。計算したのか?したんだろうな。
実際に格闘家でありながら、
映画においては、どのようにすれば、見せ場としてよくなるかを徹底的に研究したと聞く。
正直、映画の筋は二番煎じ。でも、USAに受けるための策だったのだろう。
今見ると、お笑い芸人かと思うほどのワイシャツのカラーも、時代だったのだろうけれど、この人でないと着こなせないよと、ブルース・リー氏という唯一無二の存在感を醸し出してくれる。
(Wikiによると、日本人デザインのブランドとのこと。時代だなあ)
弟子に教えていることと自分がやっていることが違うとか、USA受けするためであろう変な設定や演出?今見ると笑ってしまう場面も。
ケリー氏や他の方の使い方も、もったいない。(サクソン氏は、エフロン・ザック氏かと思うほど似ている。)
場面場面をただつなぎ合わせたようなアラに、ちょっとがっかり。
ブルース・リー氏の役柄としての一貫性・必然性もあまり感じられないし、一人芝居のようなところも惜しい。
Wikiで知ったが、エキストラは素人。脇を固める方々も、チャンピオンとか役者が少ない様子。だから、ブルース・リー氏一人で頑張るしかなかったのか?
だが、そんな点を払しょくして余りある、
ブルース・リー氏のシャイな表情、何考えているんだかわからない風来坊的な表情、おちゃめな表情を見せておいて、闘いの場面では”イッチャッテいる?”ような表情。あの奇声とか、表情とか、ためにためた後に炸裂するカンフー技とか、映画用に、ブルース・リー氏が考えに考え抜いた見せ場だとどこかで読んだ。その演出が最高で、手に汗握る。
あの、気分をあげてくれるテーマミュージックとともに、敵をバッタバッタとなぎ倒す爽快感は中毒になる。
そんな場面と、
ブルース・リー氏の様々な表情が見られるだけで満足。だからPV映画のように見えてしまうが、だからこそ価値のある映画だと思う。
さ・ら・に、
冒頭のスパーリングパートナーはサモハン氏。ぷりっぷりの、金太郎のような様がかわいい。なのに、動きが…。さすがサモハン氏。
地下の乱闘では、エキストラとして三度ジャッキー・チェン氏が瞬発でのされる。あ、でも他のエキストラよりも比較的しっかり絡んでいる。
ユンピョウ氏もエキストラで出ているらしいが、未だ見つけられず…。
という楽しみも。
何もかも、ぶち壊したい破壊願望に駆られたときは、これが一番。
でも、シーンシーンごとにチャプター機能を使って、めでたくなるかな。
リー氏、ごめんなさい。
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