【全米映画ランキング】「ホビット 竜に奪われた王国」が首位デビュー
2013年12月17日 22:15
[映画.com ニュース]2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、このホリデーシーズンの話題作のひとつ「ホビット 竜に奪われた王国」がリリースされ、約7300万ドルのオープニング興収で、見事首位デビューを飾った。
昨年末に興収3億ドルを超える大ヒットを記録したファンタジー大作「ホビット 思いがけない冒険」の続編となる同作は、かつてのドワーフの王国エレボールを取り戻すために旅立ったホビット族の青年ビルボ・バギンズ、魔法使いガンダルフらの旅路を描く第2章。今回はマーティン・フリーマン(バギンズ)、イアン・マッケラン(ガンダルフ)、リチャード・アーミテージ(オーケンシールド)ら前作からのキャストに加え、「ロード・オブ・ザ・リング」の人気キャラクター、妖精レゴラス役としてオーランド・ブルームが再登場。またベネディクト・カンバーバッチが、邪悪な竜スマウグの声とモーションキャプチャーを担当した。メガホンをとったのは前作同様ピーター・ジャクソン。ジャクソンはすでに完結編となる第3章「ホビット ゆきて帰りし物語」の撮影も終えており、こちらの全米公開は2014年12月17日に予定されている。
約2200万ドルの興収で2位になったのはディズニーの3Dアニメ「アナと雪の女王」。累計興収は約1億6400万ドルとなり、グロス(最終興収)は2億5000万ドル近辺になりそうだ。
約1600万ドルのオープニング興収で3位デビューとなったのは、タイラー・ペリーによるマディア婆さんシリーズの新作「Tyler Perry's A Madea Christmas」。オープニング興収は平均して2000万ドル以上を稼ぐペリーの人気コメディシリーズだったが、今回は振るわなかった。
その他圏外には、今年のニューヨーク批評家協会賞の作品賞に選ばれるなど、本年度オスカー最有力といわれているデビッド・O・ラッセル監督の実録犯罪コメディ「アメリカン・ハッスル」(出演:クリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ)が登場。北米6サイトの限定公開ながら、約74万ドルの興収を上げ、1館のアベレージ興収は歴代14位、今年の実写映画では最高となる約12.3万ドルを記録。20日より拡大公開が予定されている。
今週は「アメリカン・ハッスル」、コーエン兄弟の「Inside Llewyn Davis」、トム・ハンクス&エマ・トンプソン共演の伝記ドラマ「ウォルト・ディズニーの約束」のほか、ウィル・フェレル主演の大ヒットコメディ第2弾「Anchorman 2: The Legend Continues」が拡大公開となる。
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