「ルパン三世」実写化、小栗旬主演で始動!アジア5カ国でロケ、各国の豪華キャスト結集
2013年11月27日 05:00

[映画.com ニュース] モンキー・パンチ氏の不朽の名作で、40年以上にわたり愛され続けてきた国民的キャラクター「ルパン三世」が、小栗旬主演、北村龍平監督により実写映画化されることがわかった。ルパン三世役の小栗をはじめ、次元大介役の玉山鉄二、石川五エ門役の綾野剛、峰不二子役の黒木メイサ、銭形幸一警部役の浅野忠信の出演も発表され、それぞれが不退転の覚悟でタイ王国での長期ロケに臨んでいる。
1967年に「週刊漫画アクション」創刊号で連載がスタートし、“青年漫画”という新たなジャンルを確立した「ルパン三世」。その後はテレビアニメ、劇場版アニメ、ゲーム、舞台など、あらゆるジャンルのクリエイターたちの創作意欲を刺激し、世界中に熱烈なファンを生んだことは言うまでもない。この伝説の人気作品の実写化に、日本はもとより世界各国から人材が結集した。
メガホンをとる「あずみ」の北村監督は、「ミッドナイト・ミートトレイン」「ノー・ワン・リヴズ」を経て、ハリウッドから日本へ凱旋する。撮影監督を務めるのは、「スペイン一家監禁事件」が高い評価を受けるスペインのペドロ・J・マルケス。アクション監督は「オールド・ボーイ」「アジョシ」のシム・ジェウォンとヤン・キリョン、VFXのスーパーバイザーは「ブラザーフッド」「10人の泥棒たち」のソン・スンヒョンという韓国の逸材が結集している。タイの撮影現場では日本語、英語、タイ語、中国語、韓国語が飛び交い、熟練の通訳が14人も“参戦”するという国際色豊かなものになっているという。
キャスト陣の顔ぶれも負けていない。5人の日本人キャストのほかにも、今作のオリジナルキャラクターで、ルパンの宿敵マイケル・リー役を台湾の人気グループ「F4」のジェリー・イェンが演じる。さらに、「アジョシ」でウォン・ビンと死闘を演じたタナヨン・ウォンタラクン、「戦場にかける橋2 クワイ河からの生還」のニック・テイト、韓国の新星キム・ジュン、「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」のニルット・シリジャンヤー、タイの歌姫ヤヤ・インら豪華な面々が出演している。
主演の小栗は、10カ月におよぶアクショントレーニングと8キロの減量により「ルパン体型」に変身。現場を訪れたモンキー氏は、キャスト陣のなりきりぶりを目の当たりにし「どなたも本当に魅力的で、まさに漫画・アニメのルパン三世のキャラクターたちが現実世界に飛び出してきたようだと感動した」そうで、赤いジャケットを身に着けた小栗とは笑顔で握手したという。小栗は今回の映画化について、「マジかよ~実写化!と僕も思いました。ルパン三世は、多くの皆さんの中にそれぞれのルパン三世がいると思いますが、若い世代にも、リアルルパン世代にも楽しんでいただけるルパン三世をお届けできるように、タイの暑さと闘いつつ頑張っています!」と意欲をみなぎらせている。
一方で、綾野は五エ門役を製作陣に熱烈に直訴したそうで、役作りの一環として肉体改造で体重を10キロ増量するほどの入れ込みよう。山本又一朗プロデューサーによれば、キャスティングで最も難航したのは不二子役だったという。「セクシーな役だからこそ、色っぽい人には演じさせられない。逆に清潔感が大事だと思った。幾多の候補がいるなかで監督、スタッフたちとで投票をしたけれど、全員一致で黒木メイサがいいという結果になった。男どもをぶん殴ってクールに振舞えるのは、メイサしかいませんよ」。その思いに応えるべく、抜群の運動神経でワイヤーアクションも自ら率先して演じている。
足掛け4年以上の歳月をかけて実現した壮大なプロジェクトである今作は、10月3日にクランクインし、日本、タイ、香港、シンガポール、フィリピンと5カ国でのロケを敢行。撮影は既に3分の2が終わり、チェンマイ近郊での大規模な撮影を控えているという。モンキー氏と20代の頃から親交があり、当初は実写化に否定的だった山本プロデューサーは「日本をはじめオールアジアで作ることに、ものすごい意欲をかきたてられている。堂々と世界の市場に出していく作品の第1弾として、花咲かせたいと思う」と決意をにじませている。
撮影中の北村監督も、「40年以上の歴史をもつ作品ですから、モンキー・パンチ先生が作り上げてきた『ルパン三世』の世界観、原作のスピリットを絶対に忘れてはいけません。そのうえで、実写映画ならではの、映画でしかできないオリジナルな映像表現を追及しています」とコメントを寄せる。クランクアップは12月下旬を予定し、14年5月の完成を目指す。
「ルパン三世」は、2014年夏に全国で公開。
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