汗だく岡田将生、ハンカチ片手に苦笑いの舞台挨拶
2013年10月23日 19:05
[映画.com ニュース] 岡田将生の主演作「オー!ファーザー」が10月23日、第26回東京国際映画祭の特別招待作品としてTOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、岡田をはじめヒロインの忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、村上淳、藤井道人監督が舞台挨拶に立った。
初メガホンとなった藤井監督は、27歳での国際映画祭デビューとなり「4年間、脚本を書かせていただいた。抜てきしてくれた(製作総指揮の)奥山和由さん、そして原作の伊坂幸太郎さんに感謝したい」と緊張の面持ち。その緊張が伝わったのか、舞台挨拶に慣れているはずの岡田は汗だくで、苦笑いを浮かべながら、しきりにハンカチで汗をぬぐっていた。
岡田が伊坂氏の原作の映画化企画に出演するのは、「アヒルと鴨のコインロッカー」(中村義洋監督)、「重力ピエロ」(森淳一監督)に続き3度目。今作では、父親と呼ぶべき存在が4本もいる主人公の高校生・由紀夫を演じている。脚本にほれ込んだようで、「こんな話を映像化したら、どうなるんだろうと思った」と絶賛。そして、「4人の父の愛を感じて、現場では幸せでした」と振り返っていた。
全くタイプの異なる4人の父親を演じたのは佐野、河原、村上、宮川大輔(この日は欠席)。試写で本編を見たという忽那は、「岡田さんとお父さまがたの掛け合いがすごくほほ笑ましかった。先入観なしに楽しんでいただけたら」と客席に語りかけていた。
第26回東京国際映画祭は、10月25日まで開催。「オー!ファーザー」は、2014年に全国で公開。