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スティーブン・ソダーバーグ監督が最後の劇場用映画を語る

2013年9月6日 17:30

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ルーニー・マーラ(左)とスティーブ・ソダーバーグ監督
ルーニー・マーラ(左)とスティーブ・ソダーバーグ監督
(C) 2012 Happy Pill Productions.

[映画.com ニュース] テレビ界への転身を表明しているアカデミー賞監督スティーブン・ソダーバーグが、最後の劇場用映画「サイド・エフェクト」について語った。

同作は、精神科医や抗うつ剤に依存するアメリカ社会の暗部を題材に、ある人妻が巻き起こした殺人事件に巻き込まれてしまう精神科医の姿を描くサスペンス。主人公の精神科医をジュード・ロウ、謎めいた人妻役にルーニー・マーラ、夫役にチャニング・テイタム、事件の鍵を握る女医役にキャサリン・ゼタ=ジョーンズが扮している。

コンテイジョン」のロウ、「トラフィック」ほかのジョーンズ、「マジック・マイク」ほかのテイタムと、以前に起用した俳優が中心のキャスティングだが、マーラとは初めての顔合せ。ソダーバーグは、「ルーニーが初めて組んだ女優だったが、まったく初めてとは思えなかった」と振り返る。「僕は、友人のデビッド・フィンチャー監督のオフィスの編集室を借りていた。だから『ソーシャル・ネットワーク』と『ドラゴン・タトゥーの女』で彼女とデビッドの経験を間近で見ていたんだ。デビッドと彼女の仕事ぶりにも感銘を受けた。僕たちは非常に心地良く、リズムにもすぐに乗れたんだ」と、抜群の相性だったことを明かす。

うつ病から薬物を使うことになるマーラの役作りについては、「うつ病の世界を理解することが重要だった」と言い、実際のうつ病患者から得たアドバイスとして、「重度のうつ症状では、身づくろいをやめたり、自分を構わなくなったりすることがあった。そこでルーニーと話し、髪を洗わないとか、洋服を適切に選べないといった外見に関しての確認を怠らないようにした。うつ病患者は、自分の内面に向かうからだ。彼らは自己嫌悪に陥り、内面と外見を合わせようとする。僕たちはそれを興味深い問題として捉えた」と語っている。

作品で扱うテーマはもちろん、映像スタイルでも定評のあるソダーバーグ監督だが、今作では「注意散漫にならない映像スタイルを目指した」と話す。「物語的に観客を驚かせるには、非常にリアルな出来事を見ている感覚が必要だ。だから、観客のために非常にシンプルな映像スタイルを保とうとした」という意図は、映画を製作している監督の存在を排し、登場人物たちと観客がダイレクトにつながっているような感覚を実現し、見る者を引き込むリアル感を生み出している。

ソダーバーグ監督は「脚本もしっかりしていて、キャストも優秀」と、作品づくりについての苦労はなかったと語っているが、「難しかったのは、人々に多くを説明せずに映画を売り込むことだった。何も知らないからこそ、この映画は最高に楽しめる。でも観客に『何も聞かずに、ただ映画を見に行って!』と説明するのは難しいからね」と、サスペンス映画ならではのジレンマを明かした。

サイド・エフェクト」は、9月6日から全国で公開。

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