ニール・ジョーダン監督が再び描くバンパイアの悲しき宿命 新作予告公開
2013年7月12日 19:00
[映画.com ニュース] ニール・ジョーダン監督がシアーシャ・ローナンを主演に迎え、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994)に続きバンパイアに挑んだ新作「ビザンチウム」の予告編が、このほど公開された。
「ラブリーボーン」(2009)、「ハンナ」(11)のローナンが、悲しい宿命を背負ったバンパイアに扮し、永遠の孤独を運命づけられた少女の物語を紡ぐ。「007 慰めの報酬」(08)のジェマ・アータートン、「トレインスポッティング」(96)や「ダーク・シャドウ」(12)のジョニー・リー・ミラーをはじめ、「コントロール(2007)」のサム・ライリー、「アンチヴァイラル」(12)のケイレブ・ランドリー・ジョーンズら若手注目株も顔をそろえる。
神秘的で影のある少女エレノアは、唯一の肉親であるクララとともに、海辺のゲストハウス“ビザンチウム”にやってくる。ふたりは、不老不死のバンパイアであることを隠し、放浪を続けていたが、エレノアがクララとの掟に背き、青年フランクと恋に落ちたことから、ふたりのきずなが揺らいでいく。
予告編では、ローナン演じるエレノアの悲しい宿命を独特の映像美で描きだす。エレノアの透き通るような肌と、口元に滴る鮮血のコントラストがおぞましくも美しい。白く淀んだ空を黒く染める無数の鳥、血に染まる滝など、ジョーダン監督がつくり出すあやしげな世界にも注目したい。
「ビザンチウム」は、9月下旬からR15指定で全国公開。
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