妻夫木聡&北川景子“偽夫婦”に! CM業界の奇才2人と「ジャッジ!」でコメディ
2013年7月9日 06:00

[映画.com ニュース] 妻夫木聡と北川景子が、CM業界の奇才2人がタッグを組んで製作するオリジナル映画「ジャッジ!」に出演し、“偽夫婦”役に挑むことがわかった。妻夫木と北川は、2006年に「ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT」に出演しているが絡みはなく、本格的な共演は初となる。
今作の舞台となるのは、世界一のテレビCMを決める世界最大の広告祭。妻夫木演じる大手広告代理店勤務の新人広告マン・太田喜一郎が、上司に押し付けられ広告祭に審査員として参加するという設定だ。脚本を執筆したのは、CMプランナーとしてソフトバンクの「ホワイト家族」シリーズや、トヨタ自動車の「ドラえもん」シリーズで知られる澤本嘉光氏。また、監督はCMディレクターとしてサントリーの「グリーンDAKARA」など話題作を多数手がけてきた永井聡氏が務める。
澤本氏は本木克英監督作「犬と私の10の約束」(08)で脚本を担当し、永井氏は7人の監督が参加した「いぬのえいが」(05)の「犬語」でメガホンをとっているが、これまでの主戦場はCM業界。この2人の突出した才能に注目したフジテレビが、松竹とともに新機軸のプロジェクトを立ち上げ、これまでにないコメディ映画を目指す。
企画の成り立ちは、約5年前にまでさかのぼる。製作サイドと澤本氏が「完全なオリジナル映画で勝負しよう」と意気投合したそうで、澤本氏は試行錯誤を重ねながら100回以上も脚本を改稿。それでも、1度も面白さが薄れることはなく、“笑い”のポイントは増していく一方だったという。
CM業界の裏側を描いた脚本に対し、多くの俳優たちから予想以上の好反応が得られ、なかでも主人公とヒロインには妻夫木と北川という実力派のキャスティングが実現。澤本氏は、「人間みんな嘘つきで、みんな正直です。いままでいくつもの世界の広告祭で審査員をした時に経験して来た、CMの賞とりレースでの不思議で信じられないように面白い出来事を、真実50%、フィクション70%で描いてみたら、100%をかなり超えてしまいました」と話す。さらに、「犬のお父さんなどのCMを作って得てきたものを、100%以上つぎ込んだ映画にできそうです」と意欲をみなぎらせる。
永井監督は、「自分がふだん働いている業界が舞台なので、ノンフィクションの部分を楽しんで探してもらえればと思います」とコメントを寄せる。妻夫木と北川に対しては、「CMでは仕事をしていますが、長編は初めてなので、お互いに言いたいことを言って良いコラボレーションを生み出していきたいです。おふたりの経験値もたくさん借りたいと思います」と“再会”を心待ちにしている様子だ。
ストーリーは、世界最大の広告祭で審査員を務めることになった太田喜一郎が、毎夜開かれるパーティに同伴者が必要なため、名字のローマ字表記が同じ同僚・大田ひかり(北川)を妻として同行させる。太田は現地で、自社のCMをグランプリにしなければ解雇されるという事実を知る。完全にクローズされたホテルでの審査では、世界中のクリエイターたちが自社のCMをグランプリにすべく駆け引きや小芝居を繰り広げ、日本からもライバルの審査員が現れる。撮影は8月上旬にクランクイン、9月中旬に撮了を予定している。
「ジャッジ!」は、2014年1月に全国で公開予定。
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