真木よう子主演作「さよなら渓谷」がモスクワ映画祭出品決定!
2013年5月19日 06:00

[映画.com ニュース]女優の真木よう子が、約7年ぶりに単独主演を務める映画「さよなら渓谷」(大森立嗣監督)が、6月20日(現地時間)開催のモスクワ映画祭コンペティション部門に正式出品されることがわかった。
芥川賞作家・吉田修一氏の同名小説を、「まほろ駅前多田便利軒」の大森立嗣監督が映画化。緑豊かな渓谷で起こった幼児殺害事件を発端に、事件の加害者を愛してしまった被害者の極限の愛ときずなを描く。主人公・かなこに扮する真木が、憎しみと愛情の狭間で揺れ動く女性の心理を、官能的かつ大胆な演技で表現する。
大森監督とともに渡航予定の真木は、「自分にとっても過酷で、力を注いだ役でしたし、また、スタッフ・キャストが一丸となって作り上げた作品です。その映画が海外の方々に見ていただける機会ができて、とても嬉しく楽しみに思うと同時に、どう受け入れられるのか、という思いが交錯しています」と心境を語り、大森監督は「モスクワ映画祭、しかもコンペティション部門に選出されたことたいへん光栄に思います。愛の生まれる瞬間を捉えたこの映画は、世界中の人々の心にも深く刺さるのではないかと信じています」と受賞への意気込みを見せている。
カンヌ・ベルリン・べネチアに次ぐ世界四大映画祭の一つである同映画祭は、1935年に初開催され、戦後59年よりモスクワで2年に1度開かれている。現在の金賞、最優秀作品賞にあたる日本初のグランプリ受賞作は、1961年の新藤兼人監督「裸の島」。その後75年の黒澤明監督「デルス・ウザーラ」、99年の新藤兼人監督「生きたい」などが続く。俳優部門では市川実日子、宮沢りえが最優秀女優賞、大竹しのぶが最優秀助演賞を受賞している。今年のコンペティション部門の日本映画の出品は本作1作品のみ。
「さよなら渓谷」は、6月22日全国公開。
(C)2013「さよなら渓谷」製作委員会
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

大量殺戮の容疑者は、妻と4人の部下
【ネタバレ厳禁の超一級サスペンス】全感覚を研ぎ澄ませろ――スパイによる究極のスパイ狩り
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

“地球で最も危険な仕事”を知ってる?
【驚がくの実話】ヤバい、ヤバすぎる…生存確率0%からの生還に挑む超高評価作
提供:キノフィルムズ

すっげぇ楽しい超刺激作
【めちゃ笑った】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

映画を変えた“伝説の映画”
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった
提供:ディズニー

本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です
【ラスト5分の余韻が、あなたの生涯に影響する】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント