北野武監督、アジアン・フィルム・アワードで監督賞!
2013年3月19日 20:57

[映画.com ニュース]アジア映画界の優秀な才能を顕彰する第7回アジアン・フィルム・アワードが3月18日、香港コンベンション&エキシビション・センターで開催された。
審査委員長は、俳優のアンディ・ラウ。審査対象作品は「全部DVDを家に持ち帰り、まずは字幕を中心に映画を見た後、もう一度見なおした」と語った今年の30作品は、アジア全域から集まった1200作品の中から選ばれた。
監督賞を北野武(「アウトレイジ ビヨンド」)が、作品賞を「浮城謎事」が受賞した。
作品賞、監督賞、作曲賞、編集賞の4部門にノミネートされた北野監督「アウトレイジ ビヨンド」、作品賞、監督賞、主演女優賞など6部門で候補になったロウ・イエ監督「浮城謎事」、撮影賞、美術賞など4部門で候補となったバフマン・ゴバティ監督「サイの季節」と、複数ノミネートの注目作が主要賞を取った格好だ。
欠席の北野監督に代わり、パノラマコーポレーション(香港)のチェンCEOが登壇。「皆さんに感謝します。とても光栄です」と監督の言葉を代読すると、その言葉の端々から嬉しさがにじみ出ていることを、プレゼンターのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督とヨンファン監督から「君の方が嬉しそうだ」とからかわれていた。そのふたりも受賞者が記されたレターを開けると同時に、すかさず老眼鏡を取り出したことで、客席に温かな笑いと少々の驚きを与えていた。
日本勢は無冠に終わった昨年の雪辱を晴らすかのように、「桐島、部活やめるってよ」が東出昌大の新人賞、脚本賞、編集賞の3部門、「のぼうの城」が作曲賞、視覚効果賞、衣装デザイン賞の3部門、「チチを撮りに」の渡辺真起子が助演女優賞と大量ノミネート。助演女優賞を渡辺、編集賞を「桐島、部活やめるってよ」の日下部元孝が受賞の快挙となった。
満面の笑顔で壇上にあがった渡辺真紀子は、英語で「スピーチは英語でしたほうがいいの?」と周りに問いながらも「(中野量太)監督も来ていますが、小さい組でやっていたので本当に嬉しい」と日本語でコメント。『桐島』の日下部元孝は「香港サイコー!」と力強く叫んだ。
日本、フランス共同製作作品「ライク・サムワン・イン・ラブ」でノミネートされたアッバス・キアロスタミ監督(監督賞)、加瀬亮(助演男優賞)、柳島克己(撮影賞)は惜しくも受賞を逃した。
またアジア映画界に貢献した映画人を称える今年のThe Excellence in Asian Cinema Awardは、ミシェル・ヨーが受賞した。
受賞結果は以下の通り。
監督賞 北野武「アウトレイジ ビヨンド」(日本)
主演男優賞 エディー・ガルシア「ブワカウ」(フィリピン)
主演女優賞 ノラ・アウナー“Thy Womb”(フィリピン)
助演男優賞 Nawazuddin Siddiqui “The Answer Lies Within”(インド)
助演女優賞 渡辺真起子「チチを撮りに」(日本)
新人賞 シー・シー(齊溪)「浮城謎事」(中国)
脚本賞 Mei Feng、Yu Fan、ロウ・イエ「浮城謎事」(中国)
撮影賞 Touraj Aslani「サイの季節」(イラク/トルコ)
美術賞 バフマン・ゴバディ、Ali Daryai「サイの季節」(イラク/トルコ)
作曲賞 Pritam Chakraborty“Barfi!”(インド)
編集賞 日下部元孝「桐島、部活やめるってよ」(日本)
視覚効果賞 Farbod Khoshtinat「サイの季節」(イラク/トルコ)
衣装デザイン賞 Man Lim-chung「聴風者」(中国/香港)
(C)2012「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会
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