総製作費3000万ドル!CGアニメ「キャプテンハーロック」公開決定
2013年1月31日 14:12

[映画.com ニュース] 松本零士氏が生み出した、日本アニメ史上に輝く伝説のキャラクター「宇宙海賊キャプテンハーロック」が、CGアニメ映画として“リブート”されることが明らかになった。「キャプテンハーロック(仮題)」は、東映アニメ史上最高額となる総製作費3000万ドルを費やし、世界で活躍する日本のクリエイターが結集する壮大な映像プロジェクト。監督を「APPLESEED アップルシード」の荒牧伸志監督が手がけ、脚本は「亡国のイージス」の福井晴敏が執筆する。
配給の東映は1月31日、都内で行われた2013年度ラインナップ発表会で概要を発表。過去作品のリメイクではなく、かつての「バットマン」がクリストファー・ノーラン監督の手により「ダークナイト」として外伝的な世界観を再構築したように、リブートという位置づけで製作される。そのため原作の魅力と、ハーロックというキャラクターの陰影を最大限に引き出すため、現代社会が持つテーマを反映したストーリーと設定を福井が担うことになった。
また、映像についても最新テクノロジーを投入。ダークでスケール感あふれる世界観を表現しながら、スピーディーなアクションを実現する。荒牧監督のもと、ハリウッドの製作スタイルを初めて取り入れ、日本の名だたるスタジオから腕利きのクリエイターが“参戦”する。
1978年にテレビ放送された「宇宙海賊キャプテンハーロック」は、地球連邦政府に半期を翻しながら人類のために戦うキャプテンハーロックと、無敵の宇宙戦艦アルカディア号に乗り込んだ40人の仲間たちの物語で、多くの少年ファンの胸をわしづかみにした。ハーロックというキャラクターは、映画版「銀河鉄道999」で星野哲郎の窮地に駆けつけるなど、“松本ワールド”の最重要キャラクターといえる。
また、「宇宙海賊キャプテンハーロック」はヨーロッパで国民的アニメとして支持を得ており、フランスでは視聴率が70%といわれている。11年に行われたアヌシー国際アニメーション映画祭では、松本氏と荒牧監督が製作報告を行ったが、40社以上のプレスが来場。ハリウッドの老舗映画業界紙バラエティが特集記事を組むなど、大きな反響を呼んでおり、今作が日本にとどまらず世界へ大きく羽ばたくことに期待が寄せられている。
「キャプテンハーロック」は、今秋に全国で公開。
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