豪華女優陣が美の競演　第25回東京国際映画祭、今年のトレンドは黒ドレス!?

［映画.com ニュース］　第25回東京国際映画祭が10月20日、東京・六本木ヒルズで開幕した。TIFFアンバサダーを務める前田敦子をはじめ、今年も豪華女優陣がグリーンカーペットを彩った。ブラックフォーマルの男性陣と合わせた黒いドレスを選んだ女優が多く見られた。

女優として初の国際映画祭を経験した前田は、アイボリーの飾り袖の付いた黒いミニ丈のドレスに10センチ以上はありそうなピンヒールという、AKB時代の衣装とは一味違う大人の装い。アイドル時代に培った笑顔でサインに応じながら、観客の声援にこたえていた。

夫の周防正行監督と役所広司にエスコートされた「終の信託」の草刈民代は、スパンコールの黒のロングドレス。胸元と背中が深く開いたデザインが、草刈の体のラインの美しさを際立たせていた。「グッモーエビアン！」の麻生久美子、「横道世之介」の吉高由里子、「旅への贈りもの　明日へ」の山田優、「シルク・ドゥ・ソレイユ3D　彼方からの物語」ナビゲーターの上戸彩も共に黒ドレス。複数の素材を用いたものや大胆な切り替えなど個性的なデザインが目を引いた。

黒ドレス以外では「綱引いちゃった！」の井上真央はスモーキーピンクのドレス、「カラスの親指」の石原さとみはパッションピンクのチューブトップのオールインワンで登場。「すーちゃん　まいちゃん　さわ子さん」柴咲コウの白黒ストライプの着物に折鶴でつくられたヘアアクセサリーという斬新な和装や、｢渾身 KON-SHIN」の伊藤歩のあでやかな振袖姿も観客の目を楽しませていた。

第25回東京国際映画祭は、10月28日まで開催。コンペティション、特別招待作品、アジアの風、ワールドシネマ、日本映画・ある視点、natural TIFF部門の6部門と特別上映、提携企画を合わせた約300作品が上映され、出演者による舞台挨拶やティーチインイベントが連日行われる。