「鍵泥棒のメソッド」トロント国際映画祭で会場を笑いの渦に!
2012年9月13日 13:30
[映画.com ニュース] 「アフタースクール」の内田けんじ監督が堺雅人、香川照之、広末涼子を主演に描くサスペンスコメディ「鍵泥棒のメソッド」が9月11日(現地時間)、トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールドシネマ部門で上映され、会場を大きな笑いと拍手に包んだ。
今回の映画祭に出品されている作品の中でも、キム・ギドク監督作「Pieta」や、チェン・カイコー監督作「Caught in the Web」よりも早い段階でチケットが完売したという同作。上映後の拍手が鳴り止まないなか、内田けんじ監督が登壇し、観客との質疑応答(ティーチイン)が行なわれた。
撮影エピソードについての質問には「キャストの演技が素晴らしく、演出しながら笑いをこらえることに必死でした」と明かし、「クッキーの缶の中に入っているお金はいくらですか?」というディテールにこだわった質問にも丁寧に回答。「クッキーの缶には2000万円入っていました。本物のお金なんですよ!」と裏話を披露し、「紛失したら困るので、撮影が終わったらすぐにプロデューサーが持って帰りました」と明かすと会場は笑いに包まれた。「次の作品を早く見たい。構想はありますか?」との問いかけには、「頭の中には構想がある」と次回作の意欲を語ったが、「でも、この作品がヒットしないと次の作品がつくれないので応援してください」と答えて、またもや観客の笑いを誘った。
ティーチイン終了後も、観客からは「最高でした」「ファンタスティック」など次々と声をかけられ、サインや写真撮影に応じた内田監督。あっと驚く展開のサスペンスながら、笑いとときめきに包まれる同作らしい、アットホームな雰囲気の上映となった。
「鍵泥棒のメソッド」は、本年度の上海映画祭最優秀脚本賞を受賞したほか、香港国際映画祭、バンクーバー国際映画祭など世界の映画祭から多数のオファーを受ける話題作。9月15日から全国で公開。
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