【全米映画ランキング】サム・ライミ製作ホラーが首位 豪華スター競演「Lawless」は2位
2012年9月4日 16:30

[映画.com ニュース] サマーシーズンが終わり、レイバーデイ(労働者の日)を迎えた全米ボックスオフィス。先週末は2本の新作が公開され、超自然スリラー「The Possession」が約1750万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
同作は「死霊のはらわた」「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ製作による実話を元にした作品。ガレージセールで見つけた木箱によって悪魔に憑依された娘を救うため、離婚した両親が奔走するが、やがて娘は肉親をも襲い始める……。典型的な「エクソシスト(悪魔払い)」もののストーリーのせいか、レビューは厳しめ。それでも月曜日のレイバーデイを含めると約2000万ドル以上の興収を上げ、興行的には成功したといえるだろう。キャストは父親役にジェフリー・ディーン・モーガン、母親役にキーラ・セジウィック。監督は、ユアン・マクレガー主演の「ナイトウォッチ(1998)」で知られるデンマーク出身のオーレ・ボールネダル。
約960万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、「ザ・ロード」のジョン・ヒルコート監督による犯罪ドラマ「Lawless」。禁酒法時代後期の米バージニア州を舞台に、密造酒ビジネスで成功した3兄弟が腐敗した警察と戦う姿が描かれる。マット・ボンデュラントによる小説「The Wettest County in the World」を、ミュージシャンのニック・ケイブが脚色した。出演はシャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、ゲイリー・オールドマン、ガイ・ピアース。レビューはまずまずだったが、時代物ということがネックだったか、やや期待はずれのオープニングとなってしまった。
2週連続の首位から陥落して、3位となったのは「エクスペンダブルズ2」。累計興収は6600万ドル。1億ドル突破はかなり厳しくなってきた。一方、4位「ボーン・レガシー」は累計が約9600万ドルと1億ドル目前となっている。
また、7位「ダークナイト ライジング」は先週末に中国で公開され、全世界興収が10億ドルを突破。アメリカ国内ではシリーズ記録更新とはならなかったが、全世界興収では「ダークナイト」3部作で最大のヒットとなった。
今週末は、ブラッドリー・クーパー、ゾーイ・サルダナ、ジェレミー・アイアンズ、オリビア・ワイルド、デニス・クエイド共演のドラマ「The Words」が公開となる。
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