たけし演じる大友、撃たれる!「アウトレイジ」予告で全貌明らかに
2012年8月3日 10:00
[映画.com ニュース] 第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決まった、北野武監督の最新作「アウトレイジ ビヨンド」の予告編が公開された。これまで特別メイキング映像などでストーリーの一端をうかがい知ることができたが、今回は全貌がわかる構成となっている。
北野監督にとって初めての続編映画となる今作は、前作「アウトレイジ」の5年後が舞台。獄中死したと思われていた主人公・大友(ビートたけし)が生きていたという設定で、巨大化した暴力団に業を煮やした警察が組織壊滅を目論み、その切り札として大友を出所させる。
予告編は、たけし扮する大友の「おまえ、オレ死んだって噂流しただろ」というセリフから始まる。小日向文世演じる片岡刑事が関西の雄・花菱会幹部と密談する一方で、関東の山王会を訪れ若頭の石原(加瀬亮)の逆鱗(げきりん)に触れて殴られるシーンも網羅。桐谷健太と新井浩文演じるチンピラを引き連れた木村(中野英雄)が、大友に花菱会の会長から一緒に盃(さかずき)を受けてくれと懇願する姿も映し出されている。
また、花菱会のヒットマン(高橋克典)が暗躍し巨大抗争がぼっ発する場面、豪快なカーチェイスシーン、ロープで縛り付けられた石原が恐怖の眼差(まなざ)しで慌てふためく姿などは必見だ。さらに、エレベーターの中でヒットマンに襲われた大友が拳銃で撃たれる衝撃の展開で締めくくられている。
「アウトレイジ ビヨンド」は、10月6日から全国200スクリーン規模で公開。