大島優子、北米最大の日本映画祭で女優として初受賞
2012年7月12日 05:00
[映画.com ニュース] 「AKB48」の大島優子が、北米最大の日本映画祭「第6回JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!」で、出演映画「闇金ウシジマくん」での演技が高く評価され、「Cut Above Award for Outstanding Debut」を受賞したことがわかった。
7月12日に開幕する今年は、今作をはじめ「さや侍」「わが母の記」「モテキ」など、過去最大規模の計39作品が上映される。大島が受賞した「Cut Above Award for Outstanding Debut」は、映画人としての能力をより深く見出すため俳優、監督、プロデューサーの中からひと際輝く若い才能に与えられる賞だ。
大島が今作で演じたのは、高校卒業後も定職に就かず遊び暮らしているうちに、安易なアルバイトで破滅の道へと転落していくヒロイン・鈴木未來。受賞の報を受け、「今回の役柄は光と闇をさまよう難しいキャラクターで、演じるうえで悩んだことも多かったですが、女優として賞をいただいたこともなかったですし、遠く離れたニューヨークの映画祭で評価をいただいたと聞いて、とても光栄に思っています。今後も女優・大島優子として、より多くの作品に参加させていただき、ひとりの人間として磨きをかけていきたいと思っています」と喜びのコメントを寄せている。
米国の非営利団体「ジャパン・ソサエティ」が主宰・運営する同映画祭は、製作費の大きな商業映画から自主製作映画まで、多彩なジャンルから上映作品が選ばれている。パネルディスカッションやティーチインなども積極的に行われ、これまでに藤原竜也、田口トモロヲ、河瀬直美、熊切和嘉、西川美和、若松孝二、行定勲、染谷将太らが参加している。
累計600万部を誇る真鍋昌平の同名人気漫画を、実写化したドラマの劇場版。違法な金利で金を貸し付ける闇金業者・丑嶋馨が債務者を非情に追い込み、裏社会で暗躍する姿を描く。山田孝之が主人公の丑嶋を演じるほか、大島、市原隼人、岡田義徳、ムロツヨシ、黒沢あすか、内田春菊らが出演している。
「闇金ウシジマくん」は、8月25日から全国で公開。