井上真央&高良健吾“おひさま夫婦”ら伝統のエランドール新人賞
2012年2月10日 21:13
[映画.com ニュース] 前年の映画、テレビドラマで活躍した人物を表彰する「2012年 エランドール賞」の授賞式が9日、都内で行われた。若手俳優を対象にした新人賞は、1956年の第1回で故石原裕次郎さん、高倉健らに授けられて以来、多くの名優を輩出してきた伝統の部門。今年は、NHK連続テレビ小説「おひさま」で夫婦役を演じた井上真央、高良健吾がそろって選ばれたのをはじめ、杏、長谷川博己、吉高由里子の5人が受賞した。
井上は“おひさま”スマイル満開。主演した朝ドラを大成功に導き、映画「八日目の蝉」でも好演。大みそかにはNHK紅白歌合戦の司会も任されるなど、大活躍だった昨年を「プレッシャーに押しつぶされそうになったこともあったけれど、この仕事をするやりがいと使命感、誇りを感じられた1年だった」と回顧。「昨年感じた誇りを胸に、行動で示していけるよう頑張る」と一層のまい進を誓った。
高良は「自分で自分のことはよくわからないから……だから、こういった賞をいただけると嬉しい」と朴訥(ぼくとつ)に喜びを表現。昨年は、朝ドラのほか映画「軽蔑」「白夜行」など大きく飛躍したが、中でも「おひさま」は特別な作品。「(撮影中の)6カ月間は癒しだった。本当に充実していた。役を離れるとさみしくて……今でも思い出します」と懐かしげに振り返り、井上との久々の再会に笑みがこぼれた。
旬な若手5人がずらり。父・渡辺謙と親子2代受賞を果たした杏は「連ドラに初めて出させていただいた2009年からエランドール受賞を目指して頑張ってきた。本当に嬉しい」と感無量。長谷川の祝福には、日本テレビ「家政婦のミタ」で共演した松嶋菜々子がサプライズで祝福にかけつけた。吉高は「私を飾ってくれる花瓶であり、潤してくれる水であるみなさんがいてこそ」と日頃支えるスタッフに感謝を込めた。
「エランドール賞」は、日本映画テレビプロデューサー協会が主催するもので、前々年12月から前年11月までに公開・放送された映画とテレビドラマが対象。今年のプロデューサー賞は、映画部門が「八日目の蝉」の有重陽一氏、テレビ部門が「家政婦のミタ」の大平太氏が受賞。プロデューサー奨励賞には映画部門で「大鹿村騒動記」の椎井友紀子氏、テレビ部門で「おひさま」の小松昌代氏が選出された。また、テレビ朝日「相棒」制作チーム、TBS「3年B組金八先生」制作チーム、昨年50作目を迎えたNHK「大河ドラマ」に、それぞれ特別賞が贈られた。(映画.com×文化通信.com)
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント