三浦友和、震災を振り返り「いい年にしたい」
2012年1月11日 17:14

[映画.com ニュース] 俳優の三浦友和が1月11日、東京・築地の東劇で行われた主演作「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の大ヒット御礼舞台挨拶に中尾明慶、製作総指揮を務めた阿部秀司氏とともに出席した。
人生を見つめ直す男を演じた三浦は、2011年3月11日に発生した東日本大震災を振り返り「自分と家族の幸せも願うが、自分のこと以外にも考えることはまだまだ続くと思うので、いろんな意味でいい年にしたい」と真しな眼差(まなざ)し。そして「多くの皆さんに見ていただけるような作品に出ていきたい」と意欲をのぞかせた。
一方、6月30日で24歳になる中尾は「厄年だけど、同世代の子たちもいろんなことに挑戦していく年。改めてスタートを切る気持ちでいろんなことを学んで、30歳につなげられるように20代をもっと駆け抜けたい」と決意を新たにした。
この日の舞台挨拶は、観客動員55万人突破を記念して行われた。脚本の段階から製作に携わった三浦は、「途中で打ち切られるものもあり、長い期間上映される映画はめったにないので、こういう作品に参加できたことをうれしく思います。心から感謝しています」。初日舞台挨拶に続き登壇した中尾は、「またこうしてご挨拶させてもらえるんじゃないかと思っていました。僕はこの作品が大好きですし、自信を持って届けることができた」と感激しきりだった。
鉄道に携わる人々の人生をつづった人気シリーズ第2弾。中井貴一が主演した第1弾「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」では、島根の地方鉄道に勤務する男の再生をテーマにした。今作では富山を舞台に、定年を迎えた運転士と妻が第2の人生を歩み出す姿を描く。三浦、中尾をはじめ余貴美子、小池栄子、吉行和子、塚本高史、岩松了らが出演している。
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