北野武日本初の個展 パリで開催の展覧会が4月に上陸
2012年1月2日 10:30
[映画.com ニュース] 北野武の絵画、オブジェなどを集めた、日本初の展覧会「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展」が今年4月、東京・西新宿の東京オペラシティアートギャラリーで開催される。
監督14作目の「アキレスと亀」で、売れない画家を演じた北野は、同作のほか「HANA-BI」「菊次郎の夏」でも自身が描いた作品を発表しており、ユニークなモチーフと鮮やかな色遣いで、独特の作風を確立している。
デビッド・リンチ、パティー・スミス、杉本博司や村上隆らの作品を紹介し、アーティストの活動をサポートしている仏パリの「カルティエ現代美術財団」で、2010年3月から6カ月間開催された展覧会では、絵画、インスタレーション、映像作品の展示のほか、観客参加型のワークショップも行われ、好評を博した。日本では、映画監督のほかにコメディアン・ビートたけしとして活躍する北野に、現代アーティスト「BEAT TAKESHI KITANO」という肩書が加わった。
同展覧会は北野にとって日本初の個展になり、パリでの展覧会以降に制作された作品も展示される。開催にあたり北野は「この個展を通して、アートって言葉に、もっと別の意味をもたらせたらいいなと思う。アートって特別なものじゃなく、型にはまらず、気取らず、みんながすっと入っていきやすい、気軽なものであるべきだと思う。日本開催が実現できてうれしいし、ぜひ多くの方に楽しんでもらいたい」とコメントを寄せている。
「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展」は4月13日~9月2日まで。チケット発売は1月下旬予定。
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