窪塚洋介&鈴木杏、「ヒミズ」で園子温監督作に初出演
2011年9月2日 05:18
[映画.com ニュース] 第68回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品される、園子温監督の最新作「ヒミズ」に窪塚洋介、鈴木杏、吉高由里子、音楽グループ「AAA」の西島隆弘が出演していることが分かった。
原作は、「行け! 稲中卓球部」で知られる古谷実が、ギャグを封印して心の闇に焦点を当てた人気漫画。舞台を東日本大震災後の日本に移し、普通の大人になりたいと願う少年と愛する人とともに生きることを夢見る少女が、異常な日常にのみ込まれていく姿を描く。主演に抜てきされたのは染谷将太、ヒロインは二階堂ふみが務める。共演は渡辺哲、吹越満、光石研らが名を連ねている。
園監督作品に初出演する窪塚は、「ひやかし程度の出演ですけど、園監督と一緒にできてだいぶ楽しかったです」。住田の友人・夜野正造とともに、スリを繰り返す青年・飯島テル彦を演じる。同じく初参加となった鈴木は、「見て圧倒されていた園子温監督の作品に参加できて、とてもうれしかったです。もっと現場にいたかった!」と語った。
吉高は「紀子の食卓」(2006)、西島は「愛のむきだし」(09)に出演した経験を持つ。撮影を述懐し、「(1日だけ参加してみて)その日だけで感じたのは、何かが決壊したような自由で勢いのある作品になりそうだということです」(吉高)、「園ワールド全開のLIVE撮影を久しぶりに味わえました! 最高に気持ちが良かったです!」(西島)とコメントを寄せた。
「ヒミズ」は、2012年春に全国で公開予定。