愛のむきだし
劇場公開日 2009年1月31日
解説
「自転車吐息」「紀子の食卓」の鬼才・園子温が237分の長尺で描く奇想天外なラブストーリー。主演は映画初出演で主演を飾る「AAA」(トリプル・エー)のボーカル西島隆弘、ヒロインを元「Folder」の満島ひかりが演じる。共演に安藤サクラ、渡部篤郎ほか。敬虔なクリスチャン一家で育ったユウは、神父の父に毎日懺悔を強要される日々を送っている。“罪作り”のため女性の股間ばかり狙う盗撮を繰り返すユウは、ある日、ヨーコという少女に出会い一目で恋に落ちるが……。
2008年製作/237分/R15+/日本
配給:ファントム・フィルム
スタッフ・キャスト
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性格的なものもあるかもしれない
暴れる才能は抑えられない
力でそれを示すのに映画は都合がいい
はたしてそんな考えでいいのか
犯してしまったことは過去にできない
罪を償う意識すらもないのか
であればもう業界で彼に席はない
すばらしい日本映画界を再構築しよう
巷でいろいろ話題の園子温監督だけれども笑
この映画に関しては天才だと思う。
ジャンルムービーを寄せ集めて1本の映画に上手にまとめ上げた感じ。何本もの映画を観た印象。なにより満島ひかりがかわいい。
他の作品は好きになれないけれど。
今、映画版を見たばっかで、ネットでレビュー見ようと思ったら、再編集版をドラマ使用にして出すと知った。そういうは早く言ってよ。
上下巻合わせて4時間近い作品ですが、わりかしすんなり見れてた。
前半は主要人物の紹介みたいなものなので、物語が動き出すのは後半。
でも、前半を丁寧に描いたことで後半の展開が怒涛になだれ込んでくる感じがとても良いと思った。
やっぱりいろいろ詰め込み過ぎた感が強い気がした。
アクション、宗教、洗脳、エロス、性への目覚め、血、精神異常
どれかひとつでも不快に感じると受け付けなくなってしまう。
西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラの演技がとても素晴らしい。
とくに満島ひかりの長セリフは鳥肌がたった。演技の底力を見た。
これほどの女優さんだとは知らなかった。
内容の不満の部分は、
ユウの父とサオリが後半ほとんど出てこない。
彼らの心情変化がどのように変わったのが気になる。
海岸でのヨーコがナイフを渡され、ユウの股間を切り落とせなかったのか。
0教会での鍋を囲んでのシーン。
コイケが自ら命を絶ったシーン。
ヨーコがユウの愛を確信したシーン。
今まで、盗撮魔、自分に欲情するユウを軽蔑し、
憧れだったサソリの正体が軽蔑するユウと知り、
家族を崩壊させ、0教会に入り洗脳させられたのにもかかわらず、
それでもユウという男の愛を受け入れた理由がわからない。
不良に絡まれサソリに扮して助け、0教会に奪還しに助けに行ったことで、
上記のことが帳消しになるのか。
2度も救ってくれたと言ったが、それがほんとうの愛だと気づいたということなのか。
園監督の作品は先に「みんな、エスパーだよ(ドラマ・映画とも)」を
見ていたので、愛のむきだしのテイストがみんな、エスパーだよにも
生かされている感じがした。
実話を元にしているらしいけど、内容がはちゃめちゃなので実話の文言はいらないような。
満島ひかりに惹かれてみたが、何とか最後まで見たが、何も残らない。
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