名優ジョン・サべージ、「日輪の遺産」でマッカーサー役に
2011年8月4日 11:17

[映画.com ニュース] 浅田次郎原作、堺雅人主演の「日輪の遺産」に、ミロス・フォアマン監督作「ヘアー」やテレンス・マリック監督作「シン・レッド・ライン」で知られる名優ジョン・サべージが、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサー役で出演している。
終戦間近の昭和20年8月10日、帝国陸軍の真柴少佐(堺)は、陸軍が奪取した時価900億円ものマッカーサーの財宝を隠匿(いんとく)せよという密命を受ける。その財宝は、敗戦を悟った軍上層部が祖国復興を託した軍資金だった。真柴は勤労動員として呼集された20人の少女らとともに任務を遂行するが……。中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、八千草薫らが共演、「半落ち」の佐々部清監督がメガホンを取った。
佐々部監督にとって、サベージは学生のころからあこがれの大スターだった。「だからロサンゼルスのオーディションに来てくれただけで満足でした。まさか引き受けてくれるとは思わなかったから、持参した『ディア・ハンター』のDVDにサインしてもらえばいいやぐらいの気持ちだったんです」。しかし、「第一声が『すごく面白い脚本だ。ぜひ出たい』でした。マッカーサー役だから、本当はもっと風貌の似た人を探すこともできたけど、僕の個人的な満足というか、ジョン・サベージに“よーい、スタート!”がかけられるチャンスはめったにない、あとの責任は僕が負えばいいと思って参加していただきました」とキャスティングまでの過程を語る。
サベージが登場するのは、ポツダム宣言受諾後の日本を訪れ、福士演じるエリート中尉の小泉と戦後補償について、激しく意見を戦わす場面。作品後半の大きな山場となる重要なシーンだ。サベージは、役作りのため7キロほど減量して来日。佐々部監督は、「彼の芝居はジェスチャーやボディアクションが多いんです。偉い人って、どっしりと構えているイメージがあるじゃないですか。でも、彼が動くのとは対照的に小泉役の福士が身動きしないことで、小泉の腹が据わっていることを表せればいいんだなと気がついたんです」とサベージとの撮影について語った。
「日輪の遺産」は8月27日、全国で公開。
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