ヘアー

劇場公開日

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解説

ベトナム戦争真只中の60年代を背景に、田舎からニューヨークにやって来た1人の若者とヒッピーたちの交流を中心に、愛と平和と人間性の回復を謳いあげたブロードウェイのヒット・ミュージカルの映画化。製作はレスター・パースキーとマイケル・バトラー、監督は「カッコーの巣の上で」のミロシュ・フォアマン、脚本はマイケル・ウェラー、撮影はミロスラフ・オンドリチェク、音楽はガルト・マクダーモット、編集はリンジー・クリングマン、製作デザインはスチュアート・ワーツェル、衣裳はアン・ロス、振付はトゥイラ・サープ、作詞はジェローム・ラグニとジェームズ・ラドーが各々担当。出演はジョン・サヴェージ、トリート・ウィリアムズ、ビヴァリー・ダンジェロ、アニー・ゴールデン、ドーシー・ライト、ドン・ダカス、シェリル・バーンズ、リチャード・ブライトなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、ビスタサイズ。1979年作品。

1979年製作/アメリカ
原題:Hair
配給:ユナイト映画

ストーリー

オクラホマの田園地帯の朝。1人の若者が、老いた父親の見送りを受け、ニューヨーク行きのバスに乗った。若者の名はクロード(ジョン・サヴェージ)。徴用兵としてベトナムに送られる前の2日間を利用し、ニューヨークを見ておこうというのだ。セントラル・パークに着いたクロードは、バーガー(トリート・ウィリアムズ)をリーダーとするヒッピーたちと知り合った。メンバーには黒人のハッド(ドーシー・ライト)、金髪のウーフ(ドン・ダカス)そして誰の子かわからないが妊娠しているジーニー(アニー・ゴールデン)らがいた。彼らの奇抜さに目を見張らせていたクロードの前を一頭の馬に乗った上流階級の美しい娘が通り、クロードの心を奪った。その日は、とりあえずバーガーらと一夜を明かしたクロードは、翌日、新聞の記事から、前日の娘が山の手ショート・ヒルに住むシーラ(ビヴァリー・ダンジェロ)であることをつきとめた。彼女の社交会デビューのパーティが行なわれている所へ、バーガーらはクロードのために乗り込んでいった。その会場には、上流階級のきどった人間がつめかけており、バーガーは、そんな連中に反撥してパーティを滅茶苦茶にしてしまった。そんなバーガーらの登場に権威の堕落に嫌気がさしていたシーラは目を見張った。騒ぎを起こした罪で裁判所にやっかいになった彼らは出所してからセントラル・パークの反戦大集会に合流するが、そこでクロードは、彼を捜し求めるシーラと会う。LSDに酔ったクロードは、いつしかシーラーとのファンタスティックな結婚式の幻想を見ていた。やがて、ワシントンの徴兵センターへ出頭したクロードは、ネバダのキャンプに送られ、苦しい訓練を課せられることになる。冬がやってきて、バーガーらと再会したシーラは、クロードからの手紙を手にし、彼に会いたい気持を打ち明けた。一行はクロードに会うためネバダヘ行く事に決めるが、キャンプでは、面会を禁止していた。一計を案じたバーガーは、自慢の長髪を切り落し、士官の1人をペテンにかけ、彼の制服を着込み、キャンプ内に潜入、クロードと入れ替ることに成功。数カ月ぶりの再会に感動するクロードとシーラ。しかし、その頃、皮肉にもキャンプでは、突如、前線出動命令が下っており、クロードの身替りにバーガーが輸送機に乗るはめになっていた。クロードが急ぎ兵舎に帰った時、機はすでに雲間へ消えていた。やがて、バーガーの戦死の知らせが入った。墓の前で悲しみを共にする仲間たち。しかし、彼らは本格的に立ちあがろうとしていた。一方、ワシントンのホワイト・ハウスでは取り巻く若者たちの怒りと熱気が爆発していた。(ユナイト映画配給*2時間)

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第37回 ゴールデングローブ賞(1980年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
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映画レビュー

3.0憧れと嫌悪と

あき240さん
2018年8月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

男性の長髪ヘアー
今ではメタルロックのバンドマンぐらいしかいない
つまり、それはメタルロックの記号だ
しかし50年昔は、社会通念に反抗する若者たるを主張するための記号だったのだ
それが本作のテーマでありタイトル名なのだ
オリジナルのミュージカルから、10年後の映画化だから、79年のこの頃には長髪ヘアーの持つ意味はサーファーの記号になっていた
もはや社会通念への反抗なんてどこにもなかった
本当のサーファーですらなくディスコでモテる為のサーファー風の長髪サラサラヘアーであって陸サーファーだった
本作は当時を懐かしんで作られたものだ
それ以上の意味は何も無い

そもそも本作を見れば分かる通り、社会通念への反抗?そんなものは初めから在りもしなかったのだ
単なる無軌道、無責任、甘え、モラトリアムの時代だったのだ
単なる反抗期のヒステリーだ
麻薬、フリーセックス、男女の共同生活……
本作を観ていてヒッピー達の行動や言動に呆れ腹が立ってくる
こんなことが許された時代だったのだ

本作に登場する主要な人々は今はもう70代だ
彼らは社会を混沌とさせ、米国を麻薬戦争の中に放り込んだ、社会をユルユルにした世代だ
今がこうなってしまった責任がある世代だ
そのような激しい嫌悪の視線で観てしまう

しかし、憧れだったのだ
自由と平和、ラブ&ピース
音楽、ダンス、自由な恋愛はクラクラするほど眩しく、事にこの時代の音楽には憧れがあった
冒頭とエンディングにかかる曲アクエリアスは68年の世界的ヒットで日本でも商店街で流れる程にヒットしたのだ
彼らがいなければもっと息苦しい世界だったろうことは疑いようもない

しかし、半世紀を経て今の若者達には同じ事は許されないのだ
そんな余裕は今の社会には許されていない、残されていない
まかり間違えばマッドマックスの世界が直ぐ壁の向こう側にあるのだから

今70代になった彼らはこの現代のありさまと現代の若者達の姿を見て何を思うのか

彼らはキレる老人にいまなっている
高齢の左翼老人なのだ
彼らの名前は団塊の世代だ

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あき240

3.5これで終わる?

ゆきちさん
2015年10月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

徴兵とミュージカル…最初はコラボしていいものなのか疑問に思った。
基本的に戦争ものが好みでないので大丈夫なのか心配だった。
ただ、この映画を鑑賞した後ミュージカルの力は本当にすごいと感服した。

スウィーニートッド~フリート街の悪魔の理髪師~この映画も最初はホラーとミュージカルがコラボするという事はどうなのかと心配したが、今ではベスト1の映画である。

このヘアーという映画…終わり方が釈然としない!
華やかに終えようとしていたがだまされないぞ!

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ゆきち
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