堺雅人、20人の少女との共演は「大きなプレッシャー」

2011年4月19日 18:37

浅田次郎原作「日輪の遺産」を映画化
浅田次郎原作「日輪の遺産」を映画化

[映画.com ニュース]  [映画.com ニュース] 浅田次郎のベストセラー小説を佐々部清監督が映画化した「日輪の遺産」の完成披露試写会が4月19日、東京・スペースFS汐留で行われ、主演の堺雅人福士誠治八千草薫佐々部清監督、原作者の浅田が舞台挨拶に立った。

昭和20年の日本を舞台に、祖国復興のために900億円にのぼるマッカーサーの財宝をめぐる密命を受けた真柴少佐、小泉中尉、勤労動員として呼集された20人の少女たちの姿を描く。

佐々部監督は4年前に同作の映画化のオファーを受け、昨年4月から撮影を開始した。「佐々部らしい人を大切にした映画を撮り続けようと思ってやってきた。10本目がずっと撮りたかった浅田さんの原作でよかった」と喜びをにじませた。一方、原作者の浅田は「すんなりと小説家になれなかった中で、はじめて出版社の人に好きに書いていいと言われて意気込んで書いたのが、『日輪の遺産』。映画化されてすごくうれしい」と表情をほころばせた。

堺は、主役・真柴を演じたことについて「演じ終わった後にも心の中に引っかかるものがある」と述懐。そして、「戦争の時代だから、軍人だからと記号から入るともったいない役だと思った。生活者としての姿がなかなか見えにくい軍人だからこそ、分からないのに分かったふりをするのはやめようと思いました」と語った。

佐々部監督は同作のキーマンである20人の少女たちは、“昭和の匂いがすること”をポイントに選抜し、厳しい指導を行ったという。堺は、「大きなプレッシャーでした。彼女たちの純真な目が真っすぐで、俳優の堺雅人としても恐れ戦きながら対じした」という。夕食時には撮影で着用したモンペ姿から21世紀の姿になったと振り返り、「ギャップにびっくり。この作品で一番化けていたのは、彼女たちかもしれません」と会場の笑いを誘った。

日輪の遺産」は、8月27日から全国で公開。

(映画.com速報)

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