ホラー嫌いの満島ひかり、清水崇監督に「『呪怨』とか信じられない」
2011年7月20日 19:41
[映画.com ニュース] 清水崇監督の最新ホラー作「ラビット・ホラー3D」の完成披露試写会が7月20日、東京・シネマート新宿で行われ、主演の満島ひかりらが舞台挨拶に立った。清水監督の代表作「呪怨」に登場する白塗りの子どもの幽霊・俊雄くんと、今作に登場するウサギの着ぐるみも登場。ホラー嫌いだという満島について、清水監督は「現場でことあるたびに『私、“呪怨”とか信じられない、どうしてあんなの見るわけ?』と言われていた。どういうつもりでオレにその話を振ってくるんだろう」と明かし、苦笑い。満島は、「あんなの怖くて見られないよね」と共演の澁谷武尊に同意を求めて、会場を笑わせた。
口のきけないキリコ(満島)の心優しい弟(澁谷武尊)が、ある日ウサギをたたき殺して失そうする。キリコはたったひとりでその謎に立ち向かうが、思いもよらない場所から「恐怖の国」に迷い込んでしまう……。満島、澁谷のほか、香川照之、大森南朋、緒川たまきら豪華キャストが顔をそろえる。
ホラー嫌いの満島は、オファーを受けた理由を「私の苦手としている部類のホラー映画ではなかったので、参加できるなと思いました。脚本を読んでいて心にくるものがあった」と説明。そして「子どものころに見た怖い夢だとか奇妙な絵本を読んだときの感覚で、夢を見ているような心地で見られる作品です」とアピールした。
清水監督にとって、「戦慄迷宮3D」(2009)に続く3D映画。今回、「恋する惑星」「HERO」などで知られるクリストファー・ドイルを撮影監督に迎えた。「今までの僕の映画とは違うと思います」と自信を見せたが、「人間的にはすごく面倒くさかったです。似たもの同士だからかもしれませんが、天敵でした」と撮影時の苦労をぼやいていた。
「ラビット・ホラー3D」は9月17日、全国で公開。
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