LA在住・松崎悠希「パイレーツ」最新作オファーに即答
2011年4月22日 13:01

[映画.com ニュース] [映画.com ニュース] ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第4弾「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉」で、海賊役のひとりに、米ロサンゼルス在住の日本人俳優が抜てきされている。「硫黄島からの手紙」や「ラストサムライ」、「ピンクパンサー2」など、ハリウッドで着実に実績を積んでいる宮崎出身の松崎悠希だ。その松崎が、自身の役どころや見どころなどを語った。
「本当にびっくりしました。ある日、突然エージェントから電話がかかってきたんです。『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出てみないかって。“撮影は半年かかるけど大丈夫か?”と聞かれて、やりますと即答しました」
海賊ガーヘン役は異例の抜てきだった。オーディションは、ロスやハワイやヨーロッパ各地で開かれたが、ロブ・マーシャル監督のおメガネにかなう俳優はなかなか見つからずに難航。そんなとき、松崎の過去の出演作をまとめたテープを見たマーシャル監督が、「これだけさまざまな役柄を演じ分けられる俳優なら間違いない」とオーディションなしで即決した。
松崎演じるガーヘンは、無国籍の海賊のひとり。ジャック・スパロウ船長(デップ)とともに、前作「ワールド・エンド」(2007)のラストで暗示された、永遠の命をもたらすという「生命の泉」を目指す役どころだ。船上での激しい戦闘シーンなどもこなすほか、役づくりのために髪の毛や髭、爪を数カ月伸ばしっぱなしで撮影に挑んだ。
「ロケ中、空き時間に日本食スーパーによく行きましたが、毎回警備員がずーっと僕の後を連いてくるので困りました。浮浪者みたいな風貌だったので、相当怪しかったんでしょうね」と苦笑いする。

現場は、デップが気さくに話しかけてくれたと振り返る。「一度、デップがセットの崖から落ちそうになったので、手を伸ばして支えたことがあって。それから名前を覚えてくれて、よく話をしました。フィギュア好きの息子さんがいるので東急ハンズに行きたいんだ、なんて話してくれました」。しかし、ひとたび撮影現場になると、デップのオーラに見とれてNGを出したことも。「自分の役に没頭していたつもりですが、一瞬、『今、自分はスパロウ船長の隣にいるんだ』とぼーっとしてしまって」。
また、製作スケールにも圧倒されたと言う。「生命の泉のセットが、すごいんですよ。本当に遺跡のようで幻想的で。思わず現場に来ていたディズニーの副社長に、このセットをそのままディズニーランドに持って行ってくださいとお願いしてしまったくらいです。ぜひ映画で見て堪能してほしいですね」と話している。同作は、シリーズ第4作目で初めての3D版となっている。
「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉」は、5月20日から全世界同時公開。
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