市原隼人と高良健吾が本格的ボクシングに挑む!「ボックス!」監督に聞く
2010年11月26日 16:41

[映画.com ニュース] 「ROOKIES/卒業」の市原隼人と「ソラニン」「ノルウェイの森」の高良健吾。注目の若手俳優ふたりが初めて顔をそろえた青春ボクシング映画「ボックス!」が、いよいよブルーレイ&DVD化される。李闘士男監督に話を聞いた。
高校のボクシング部を舞台に、天才肌のカブ(市原)と努力家のユウキ(高良)という幼なじみ同士の友情と成長を描いた。主演のふたりはプロの指導のもと2カ月間のトレーニングに励み、全編吹き替えなしの本格的なボクシング・シーンに挑んでいる。
「冒頭のカブがシャドーをやっていてタイトルが出るところは『レイジング・ブル』へのオマージュ。ボクシングというものをどう描いているのか知るために『アリ』や『ロッキー』は見たけど、結局、参考にはならなかったですね。ああいう映画のボクサーは重量級ですから、軽量級の『ボックス!』ではスピード感を出そうということを気をつけました」
クライマックスでは、プロボクサーの諏訪雅士演じる超高校級ボクサーとカブが相まみえ、李監督はその姿を1ラウンド(アマチュアのルールで2分間)まるまる1カットで見せきるという演出をやってのける。
「1カットで撮るということは事前に決めていたわけではなくて、ふつふつと頭の中に湧いてきたアイデア。あのシーンは(どうやって打ち合うか)一切、組み方を決めていない。本当にお互いに打ち合ってもらったんです。決めているとダンスになってしまうから」
「とんねるずのみなさんのおかげです」など、バラエティの演出出身という経歴を持ち、バラエティの演出においても「笑いを生み出す仕掛けだけつくっておく、というやり方」だとか。環境を完ぺきに用意して、その中で“ナマモノ”であるタレントや俳優が見せる反応をライブに捉えていくといえるのかもしれない。
「素人である役者とプロが直接殴り合うナイーブなものだったから、市原くんと諏訪さんのコミュニケーションの取り方次第というのもありましたし、撮影中の反応を見ながら、ちょっとずつ雰囲気をつくり出していきました。現場にはものすごい一体感があったし、僕も実は撮影しながら涙を流しました。それくらい熱いものって、きっと観客にも伝わると思うんです」
この“熱さ”を確認できるに違いない「ボックス!」ブルーレイ&DVDは、11月26日発売だ。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】人類終了のお知らせ! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー