「ハリポタ」俳優3人、シリーズ完結に意欲新た
2010年11月18日 14:24
[映画.com ニュース] 人気ファンタジー映画シリーズ完結編の前編「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」に出演するルパート・グリント、ボニー・ライト、イバナ・リンチが11月18日、都内のホテルで会見した。グリントは、シリーズ第3章「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」以来、6年5カ月ぶり2度目の来日。ライトとリンチは、今回が初来日となる。
17日に来日した3人は、千葉・成田国際空港でもファンの熱烈な歓迎に感激した様子だ。グリントは、10年間も続いた同シリーズを「ものすごく大きな存在。僕の人生そのものといってもいい」と真しなまなざし。そして、「10年前のことがほとんど思い出せないくらい。これで終わりと思うと悲しい気持ちになって、空っぽになった気分だよ」と話した。
ジニー・ウィーズリー役を演じたライトも、全シリーズに出演。第6章「ハリー・ポッターと謎のプリンス」以降は、ダニエル・ラドクリフ扮するハリーの恋人という役どころを演じた。第1章に出演当時は9歳だったといい、「最後の最後まで毎日が新しい経験だった。同年代のほかのメンバーとは、この作品を通じて一緒に大きくなった気がする」と振り返った。
今後も、同シリーズのイメージが強く残ることについて、グリントは「『ああ、赤毛のやつね』と言われると思うけれど、それは気にしていないし誇りに思う。シリーズの撮影中も、合間に別の作品には出ていたけれど、今後もいろいろな役にチャレンジしていきたい」。ライトとリンチも、「さまざまな役を演じていくことを楽しみたい」と口をそろえた。
配給のワーナー・ブラザースによれば、前作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」までに、日本での累計興行収入795億円を記録。来年7月15日に公開される「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」までの全8作で興収1000億円も視野に入る。今作も含め、今後どのように推移していくかにも注目が集まる。3人は、公開初日となる19日には東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で舞台挨拶を行い、大阪、名古屋でもプロモーションを敢行する。
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」は、11月19日から全国880スクリーンで公開。