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ベネチア映画祭閉幕 金獅子賞はソフィア・コッポラ監督作

2010年9月13日 12:01

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ソフィア・コッポラ監督が最高賞を受賞
ソフィア・コッポラ監督が最高賞を受賞
写真:アフロ

[映画.com ニュース] 第67回ベネチア国際映画祭が9月11日、ソフィア・コッポラ監督の最新作「Somewhere(原題)」が最高賞となる金獅子賞を戴冠して幕を閉じた。日本から参加したトラン・アン・ユン監督の「ノルウェイの森」、三池崇史監督の「十三人の刺客」は、受賞を逃した。

クエンティン・タランティーノ審査委員長は、かつてコッポラ監督と交際していたことがある一方、三池監督の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」にカメオ出演するなど、三池作品のファンとしても知られていた。

それだけに“近しい友人たち”の参加するコンペ部門の審査は困難だったのでは、という声も聞かれたが、本人は受賞後の総括会見で公私混同を断固否定。「ベストなものが賞を取った結果。金獅子は審査員全員の満場一致。賞には限りがあるのですべての映画に賞をあげるわけにはいかなかった」と締めくくった。

授賞式では金獅子賞を発表する瞬間、感極まった様子で「ちょっと待ってくれ」と息を詰まらせていた。発表後、コッポラ監督が登壇すると熱い抱擁を交わしていた。

監督賞と脚本賞は、評価の分かれたアレックス・デ・ラ・イグレシア監督のスペイン映画「A Sad Trumpet Ballad」が輝いた。審査員特別賞と俳優賞をジェジー・スコリモウスキー監督の「Essential Killing」と主演俳優ビンセント・ギャロが受賞するなど、同じ作品に集中しがちになったのも特徴だった。

ちなみにギャロは、今回自らの長編監督作「Promises Written in Water」もコンペ部門に選出され、べネチア入りしていたにもかかわらず、公式上映時のレッドカーペットにも授賞式にも姿を現さず、相変わらずのマイペースぶりを見せつけた。

今年のコンペ参加作品は、サプライズ映画として上映されたウォン・ビン監督作を含め全24本。ツイ・ハークの武侠映画もあり、アジア映画がいつになく多かった印象だが、賞には反映されなかった。また、カトリーヌ・ドヌーブ主演で人気の高かったフランソワ・オゾン監督のコメディ「しあわせの雨傘」も無冠に。最優秀女優賞には映画初出演の新人アリアンヌ・ラベッド(「Attenberg」)が選ばれた。(佐藤久理子)

▽主な受賞結果
金獅子賞/「Somewhere」(原題)
審査員特別賞/「Essential Killing」
監督賞/アレックス・デ・ラ・イグレシア(「A Sad Trumpet Ballad」)
最優秀男優賞/ビンセント・ギャロ(「Essential Killing」)
最優秀女優賞/アリアンヌ・ラベッド(「Attenberg」)
マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)/ミラ・クニス(「ブラック・スワン」原題)
オゼッラ撮影賞/ミハイル・クリシュマン(「Silent Souls」)
オゼッラ脚本賞/アレックス・デ・ラ・イグレシア
特別獅子賞/モンテ・へルマン

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