V・モーテンセン&A・アダムス、ケルアック「路上」でバロウズ夫妻役に
2010年8月6日 17:38

[映画.com ニュース] ビートニクを代表する作家ジャック・ケルアックの自伝的小説「路上(On the Road)」の映画化企画に、ビゴ・モーテンセンとエイミー・アダムスの参加が新たに決定した。それぞれ、作家ウィリアム・S・バロウズがモデルと言われるオールド・ブル・リーと、その妻ジョーンをモデルにしたジェーンを演じる。
1957年に発表された「路上」は、主人公のサル・パラダイス(ケルアックがモデル)とディーン・モリアーティ(同じくビート・ジェネレーションを代表するニック・キャサディがモデル)がアメリカ大陸を放浪する姿を描いた小説。ヒッピームーブメントとカウンターカルチャーに大きな影響を与えた。
すでにサル役にサム・ライリー(「コントロール」)、ディーン役にはギャレット・ヘドランド(「トロン:レガシー」)が決定しているほか、キルステン・ダンストがカミーユ(キャサディの2番目の妻で作家のキャロライン)、クリステン・スチュワートがメアリールー(キャサディの最初の妻ルーアン・ヘンダーソン)を演じる。
今回の「路上」の映画化は、フランシス・フォード・コッポラ監督が30年以上にわたり実現に向けて尽力してきた企画で、同監督がプロデュースを手がける。メガホンをとるのは、チェ・ゲバラを主人公にしたロードムービー「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス。同作からは、脚本ホセ・リベラ、撮影エリック・ゴーチエ、美術カルロス・コンティ、音楽グスターボ・サンタオラヤらほとんどのスタッフが再集結することになっている。
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