吉瀬美智子が愛の欲望に狂う悪女を熱演 「死刑台のエレベーター」特報解禁
2010年4月15日 12:01
[映画.com ニュース] 吉瀬美智子、阿部寛が主演するサスペンス「死刑台のエレベーター」の特報映像が初公開された。
同作は、1957年にフランスで製作されたルイ・マル監督の同名作をリメイクしたもの。女(吉瀬)が、愛人の男(阿部)に自分の夫を自殺と見せかけて殺させようとするが、男がエレベーターなかに閉じ込められるアクシデントに巻き込まれたことで計画に狂いが生じていく姿を描く。モーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー主演でヌーベルバーグの傑作といわれる同作がリメイクされるのは初めてのことだ。
注目は、男の運命を狂わす悪女に扮した吉瀬。「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」「のだめカンタービレ 最終楽章」など、話題作に続々と出演する吉瀬が「もう離れない。だから、だからやるのよ」「あの人を殺して、私を奪いなさい」と迫り、愛の欲望に運命を狂わせる女の姿を熱演している。
また、吉瀬&阿部とは別に、もうひとつの殺人事件に手を染める若いカップルを若手演技派の玉山鉄二と北川景子が演じることも注目。ほかに平泉成、りょう、津川雅彦、柄本明が共演。監督は、「独立少年合唱団」でベルリン国際映画祭アルフレート・バウアー賞、「いつか読書する日」でモントリオール世界映画祭審査員特別賞を受賞した緒方明が務める。
「死刑台のエレベーター」は角川映画配給で10月9日から全国で公開。
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