アカデミー賞助演女優賞Wノミネートのトリビア
2010年3月4日 05:04
[映画.com ニュース] 第82回アカデミー賞の授賞式が、3月8日(日本時間)に迫っている。「アバター」と「ハート・ロッカー」の一騎打ちが取り沙汰されているなか、助演女優賞の受賞者をめぐり静かな盛り上がりを見せている。
今年の助演女優賞は、「NINE」のペネロペ・クルス、「プレシャス」のモニーク、「クレイジー・ハート(原題)」のマギー・ギレンホール、「マイレージ、マイライフ」のベラ・ファーミガとアナ・ケンドリックの5人がノミネート。モニークの前評判が高いが、「マイレージ、マイライフ」からダブルノミネートされた2人に注目が集まっている。
アカデミー賞史上、助演女優賞で同じ作品から複数のノミネートが出るのは31作目。第12回の「風と共に去りぬ」でハティ・マクダニエル(受賞)とオリビア・デ・ハビランドがノミネートされたのが最初で、昨年の第81回でも「ダウト」のエイミー・アダムスとビオラ・デイビスが名を連ねている。
これまでのノミネート30回で、どちらかが受賞したケースは10例ある。最近では、第75回の「シカゴ」でクイーン・ラティファとともにノミネートされていたキャサリン・ゼタ=ジョーンズが戴冠。その後、第79回の「バベル」でアドリアナ・バラッザと菊地凛子、第81回で「ダウト」の2人がノミネートされているものの、受賞を逃している。今回、ファーミガとケンドリックのいずれかが受賞した場合、7年ぶり31回目の快挙となる。
これまでの実績で考えれば、3本に1本は勝者となっており実に33%の確率。オスカー像が誰の手にわたるのか、目が離せない。