吉永小百合、山田洋次監督の快挙に「胴上げしたい!」
2010年1月30日 13:43

[映画.com ニュース] 山田洋次監督の最新作で「十五才・学校IV」以来10年ぶりの現代劇となる「おとうと」が1月30日、全国304スクリーンで公開。山田監督をはじめ主演の吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優、加瀬亮、石田ゆり子、小林稔侍は、東京・有楽町の丸の内ピカデリー2で舞台挨拶を行った。
同作は、第60回ベルリン国際映画祭の特別招待作品として、クロージング作品に選出されているが、この日は、山田監督が同映画祭で特別功労賞に当たるベルリナーレ・カメラ賞を受賞することが発表された。吉永は、山田監督と抱擁を交わし「胴上げしたい! 本当にうれしくて、何てお祝いを言っていいか分からないくらい興奮しています」と大喜び。日本人としては3人目の快挙となる山田監督は、「市川崑さんも受賞したことを覚えている。くしくもこの作品は市川監督の『おとうと』がヒントになった。生きていたら、すぐにご報告にあがるのに」と語った。

鶴瓶は、「タクシーの運転手さんやテレビ局の掃除のおばさんが『明日公開だね』と覚えてくれていることが本当にありがたかった。また山田組に入れて良かったですわ」とニヤリ。また、前日29日に放送されたTBS系「A-Studio」では吉永と「次回は夫婦役を演じよう」と指きりをしたことを告白。「絶対にタモリさんや西田敏行さんは怒りますよ。吉永さんと夫婦役ができるのなら、子どもは蒼井優!」と“妄想”を披露すると、山田監督も「いろんなイメージがふくらんできますねえ」と含みを持たせて場内を盛り上げた。
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