東映2010年ラインナップ「孤高のメス」「行きずりの街」など良作ずらり
2009年11月19日 18:39
[映画.com ニュース] 邦画大手の東映が11月19日、2010年の配給作品ラインナップ発表・説明会を東京・丸の内の東京會舘で行い、同社の岡田裕介社長をはじめ、各作品のメガホンをとる監督が勢ぞろいした。
岡田社長は、インテリア小売業大手のニトリを引き合いに出し「1に安く、2に安く、3に安く、という方針に感銘を受けた」と説明。そして、「これを目指して、安くてためになる、安くて感動する作品を目指せと言ったのに、ラインナップを見たら高い作品ばかりだった」とジョーク交じりの挨拶で場内の笑いを誘った。
2010年のラインナップから、「今度は愛妻家」の行定勲監督、「孤高のメス」の成島出監督、「君が踊る、夏」の香月秀之監督、「必死剣鳥刺し」の平山秀幸監督らも出席。医療制度のタブーに迫る大鐘稔彦のベストセラー小説を、堤真一主演で映画化する「孤高のメス」の成島監督は、「オペシーンがすごくリアルな原作の力を、映画に転化しなければならないと思った」と強調。そして、「当麻鉄彦という主人公を軸にした人と人との絆もしっかりと描きたい」と語った。
「行きずりの街」は、1991年度「このミステリーがすごい!」の第1位を獲得した志水辰夫の人気小説を、阪本順治監督、仲村トオル主演で映画化。阪本監督は欠席したが、製作を手がけたセントラル・アーツの國松達也プロデューサーが出席し「ハードボイルド小説ファンとしては大ファンだったが、2006年からの2年間で発行部数を66万部まで伸ばしたことで、幻の名作を映画化しようと思った」と製作に至るまでの経緯を話した。そして、「阪本監督が大人のラブストーリーを撮ったらどうなるのか興味があったし、かつて10数年間所属していた仲村トオルが約15年ぶりに戻ってきます。期待してください」と真摯に訴えた。
そのほかのラインナップは、吉村昭の時代小説を佐藤純彌監督が大沢たかお主演で映画化する「桜田門外ノ変」、平山秀幸監督が豊川悦司主演で藤沢周平作品に挑む「必死剣鳥刺し」、哀川翔主演のヒット作の続編を三池崇史監督で完結へと導く「ゼブラーマン2/ゼブラシティの逆襲」、米倉涼子の人気テレビドラマを映画化する「交渉人 the movie」、堀北真希とアントン・イェルチンという日米の注目若手俳優が出演する「誰かが私にキスをした」など、若年層から中高年層までの幅広い映画ファンを網羅したバランスの取れた良作が並んだ。
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