三谷幸喜、豪華一家お披露目に「全員が主役」 フジ50周年ドラマ「わが家の歴史」
2009年10月14日 10:58
[映画.com ニュース] フジテレビ系で来春放送予定(日時未定)のスペシャルドラマ「わが家の歴史」の発表会見が10月13日、都内のスタジオで行われた。人気脚本家・三谷幸喜が描く昭和の家族の物語に、連続ドラマの主役級の豪華キャストがずらり。物語の中心となる一家とそれを取り巻く面々が昭和の装いで初お披露目され、三谷は「全員が主役。そして昭和という時代そのものが主役の脚本を書かせていただいた。後は、あなた方(役者)次第」とアピールした。
「わが家の歴史」は、フジテレビ開局50周年企画のトリを飾る作品として現在制作中。3夜連続合計8時間という超大型企画となる。オリジナル脚本を三谷が書き下ろし、昭和2~39年の激動の時代を、底抜けの明るさで生き抜いた“八女家”を笑いと感動で描く。
三谷は、「僕がこれまで面白いと思ったドラマのエッセンスを全部入れ込んだ。ホームドラマであり、歴史ドラマ、サスペンス、コメディ。全てが入っている」と自信満々。そして、「当時のことを調べると、日本中が必死になって頑張っていたんだということがわかる。その空気を再現したいと思って書きあげた」と強調した。
八女家は、主人公となる一家の長女を柴咲コウ、その内縁の夫を佐藤浩市が演じ、父役に西田敏行、母役に富司純子、長男役に松本潤、次男役に佐藤隆太、次女役に堀北真希、三女役に榮倉奈々とそうそうたる顔ぶれ。さらに、八女家をとりまく人々も、長澤まさみ、大泉洋、玉山鉄二、鈴木砂羽、天海祐希ら豪華な面々が結集した。
柴咲は、「そうそうたるメンバーの中、主役ということで、初めは違和感もあったけれど、撮影に入るとみんなが主役で家族みたい。1人っ子で兄弟にあこがれがあったので、体感させてもらえて幸せ」と充実感たっぷり。キャスト陣はこの日も本当の家族のように和気あいあいとした雰囲気で、佐藤は「初日は一切会話がなくて大丈夫かなと思った。それも今では初日の良い緊張感だったのだと思う」とエピソードを披露し、笑わせていた。(映画.com×文化通信.com)