「パイレーツ4」からジョニー・デップ降板?ディズニー会長辞任で意気消沈
2009年9月30日 11:27
[映画.com ニュース] ジョニー・デップが、2011年夏公開の「パイレーツ」シリーズの第4弾「パイレーツ・オブ・カリビアン/オン・ストレンジャー・タイズ(Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides)」から離脱する可能性があることが分かった。
米MTVブログによると、先日、ウォルト・ディズニー・スタジオのディック・クック会長が辞任したことが、デップの心変わりの大きな要因になっている模様。「(辞任のニュースは)彼から電話で直接聞いたが、理由は知らない。予想もしていなかったし、どうしてなのか分からない。彼は数少ない信頼のおけるスタジオ幹部だった。素晴らしい人物で、いつも僕を信じてサポートしてくれた」とショックを隠しきれない。クック氏は、ディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」を映画化すべく、デップを口説き落とした人物で、その熱意を受けてデップは脚本を見ずに出演契約を結んだ。デップが演じて爆発的人気を集めたジャック・スパロウは、同氏なくして生まれなかったと言われている。
「オン・ストレンジャー・タイズ」と最終的な契約に至っていないデップは、出演への意欲が消沈。ディズニーはデップ降板も想定し、「パイレーツ」新3部作の製作を続行するため、スパロウ役に代わるエキセントリックな新キャラクターの開発と俳優の選定に乗り出しているという。撮影は来春スタートの予定で、脚本を修正する時間は十分にあると見られている。