ロマン・ポランスキー監督釈放を求めて、ヒラリー・クリントンに協力依頼
2009年9月30日 17:59

[映画.com ニュース] 32年前の少女淫行事件に絡みスイスで拘束されたロマン・ポランスキー監督は、アメリカへの身柄引き渡しに抵抗し、弁護士を通じてスイスの刑事裁判所に釈放請求を提出した。ポランスキー監督が市民権を持つフランス政府、ポーランド政府は、監督の釈放を求めてスイス警察当局へ働きかけており、ヒラリー・クリントン米国務長官に書簡を送ったほか、多くの映画関係者たちも嘆願書を出している。
その一方で、製作中のポランスキー監督の最新作「ザ・ゴースト(原題)」の行方にも注目が集まっている。撮影とほとんどの編集は終了しているものの、音楽やサウンドミキシングなどのポストプロダクション作業が未だ残った状態だという。
同作は、英国人作家ロバート・ハリスのポリティカル・スリラー「ゴーストライター(原題:The Ghost)」(邦訳は講談社文庫刊)の映画化。英国の元首相が回想録を出版することになり、そのゴーストライターに起用され孤島で執筆を始めた作家が、政界の陰謀に巻き込まれていくというストーリー。元首相にピアース・ブロスナン、作家にユアン・マクレガーが扮するほか、キム・キャトラル(「セックス・アンド・ザ・シティ」)、トム・ウィルキンソン(「フィクサー」)らが出演する。
同作の撮影場所となったドイツ(映画の舞台は、米マサチューセッツ州のマーサズ・ビンヤード島)では2010年2月、またポランスキー監督が現在居住するフランスでは同3月の公開が予定されているが、監督が拘束された状態では映画の完成もままならず、関係者の間では問題の早期解決が望まれている。
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