ケイト・ウィンスレット、トッド・ヘインズ監督のTVシリーズに主演
2009年8月17日 12:00
[映画.com ニュース] 「愛を読むひと」でアカデミー主演女優賞に輝いたケイト・ウィンスレットが、ジェームズ・M・ケイン(「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「深夜の告白」原作者)の犯罪小説を原作として新たに制作されるTVシリーズ「Mildred Pierce」に主演することが決まった。
米バラエティ誌が伝えたもので、その原作は1945年にマイケル・カーティス監督が「ミルドレッド・ピアース」(日本未公開、TV放映題名「深夜の銃声・偽りの結婚」)の題で映画化したこともある作品。ウィンスレットはその旧作でアカデミー主演女優賞を受賞したジョーン・クロフォード(当時40歳)が演じたたくましい母親役のヒロイン、ミルドレッド・ピアースを演じる。また、「エデンより彼方に」でダグラス・サークのメロドラマを現代に甦らせたトッド・ヘインズ監督が、同TVシリーズのメガホンを取る。
ノワールタッチの物語は1930~40年代を背景に、世界大恐慌のためさっぱり働き口のない夫と別れ、女手ひとつで2人の10代の娘を育てるミルドレッドが、やがてウエイトレスを皮切りにレストラン経営で成功。しかし、その成功と裏腹に、娘たちとの確執という悲劇を迎えるというもの。
噂では全米でHBO、全英でBBC2またはチャンネル4で放送されると見られている。