江口洋介、大感激!天下統一へ向け「GOEMON」初日10万人動員
2009年5月7日 12:00
[映画.com ニュース] 「CASSHERN」の紀里谷和明監督が手がける新作「GOEMON」の初日舞台挨拶が5月1日、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で行われ、主演の江口洋介、大沢たかお、広末涼子、ゴリ(ガレッジセール)ら主要キャストと、メガホンを取った紀里谷和明監督が登壇した。
本作は、豊臣秀吉(奥田瑛二)が天下人となった戦国の世に、庶民のヒーローとなる天下の大泥棒・石川五右衛門(江口洋介)の壮絶な戦いを描くアクション時代劇。その五右衛門が盗み出した財宝の中に、ある秘密が隠された南蛮製の箱を見つけたことから、秀吉と石田三成(要潤)と忍者・霧隠才蔵(大沢たかお)、徳川家康(津川雅彦)と忍者・服部半蔵(寺島進)らの大きな争いに巻き込まれていくというストーリー。
豪華キャスト陣を一目見ようと集まった満員の観客を前に、五右衛門役の江口は「(舞台挨拶の回は)55分間でチケットが売り切れたと聞いてうれしいです。2時間じっくり楽しんでください」と興奮気味に挨拶。ヒロイン浅井茶々役の広末も、「サクラが混ざってるんじゃないかと思うほどの盛り上がりですね(笑)。ここに登壇した甲斐があります」と観客の熱気に笑顔を見せた。
江口、大沢ら男性キャストに向けて黄色い声援が送られると、それを横目に奥田瑛二が「僕も20年ぐらい前はキャーキャー言われたんですが……」とぼやき、隣に立っていた寺島進が「奥田瑛二~!」と気を遣って声援を送る一幕も。劇中で豊臣秀吉を演じた奥田は「今日登壇されている方々は(劇中では)全員敵。味方はチェ・ホンマン(秀吉の家臣役)だけでしたけど、今日は来てくれなかった」と言って会場の爆笑を誘っていた。
紀里谷監督は「僕の妄想からすべてが始まり、この映画を作りはじめて3年。気がついたら数え切れない大勢の人々に支えられてきました。1000人以上です。ここにいる皆さんも共犯者のひとり」と感無量そうな面持ちで挨拶を締めくくった。
同作は1日が映画の日とあって、初日動員10万人を記録。5日には“天下統一”をテーマに、江口、広末、ゴリ、紀里谷監督が二手に分かれ、札幌、福岡、名古屋、大阪、東京(新宿)の全国5都市で舞台挨拶も敢行。紀里谷監督の前作「CASSHERN」の興収15.3億円も超えそうな絶好のスタートを切った。