ミッキー・ローク、スカーレット・ヨハンソンが「アイアンマン2」出演決定
2009年3月13日 12:00
[映画.com ニュース] ロバート・ダウニー・Jr.主演の「アイアンマン2」(ジョン・ファブロー監督、2010年全米公開)に、ミッキー・ロークとスカーレット・ヨハンソンが出演することが決定した。
主演作「レスラー」(初夏日本公開)で表舞台に返り咲いたロークは、アイアンマンの宿敵となる“クリムゾン・ダイナモ”役をオファーされていたが、マーベル・スタジオの提示した出演料がわずか25万ドル(約2340万円)だったことから出演を辞退。だが、米バラエティ誌によると、その後マーベル側から出演料の見直しがあり、ローク側も了承して契約に至ったという。
ロークの代理人が出演料アップに向けてマーベルと交渉している間、ロークは「レスラー」で主演男優賞にノミネートされていたゴールデングローブやオスカーなどの授賞式の席で、「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」で助演男優賞にノミネートされていたロバート・ダウニー・Jr.本人から、「アイアンマン2」への出演をたびたび打診されていたようだ。また、毎年恒例の米ニューズウィーク誌のオスカー候補者座談会においても、ダウニー・Jr.から出演を懇願されていた。
一方のヨハンソンは、アイアンマンの敵方となる悪女“ブラックウィドウ”ことナターシャ・ロマノフ役に決まり、3月11日、マーベルと正式に契約を交わした。米E!オンラインが「スカーレットは『アイアンマン』の役を得られてとてもワクワクしている」という代理人のコメントを発表しているが、それもそのはず、数カ月前から同作への出演を熱望した彼女はスクリーンテストまで受けた挙句に、ブラックウィドウ役はエミリー・ブラント(「プラダを着た悪魔」)の手に渡っていた。
結局は、20世紀フォックスとの優先契約があったブラントが、ジャック・ブラック主演の冒険映画「ガリバー旅行記」を選んで辞退。ヨハンソンがその後釜に収まったが、米LAウィークリー紙のコラムニスト、ニッキ・ファンケ女史の記事によると、彼女のエージェント(ハリウッド最大手のCAA所属)はロークの出演料より安い“タダ同然”の出演料で快諾したという。
ロークとヨハンソンという2人の魅力的な悪役を得た「アイアンマン2」には、他にグウィネス・パルトロウ、ドン・チードル、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソンらが出演する予定だ。
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