ダニー・ボイル監督が「クムジャさん」&「007」第23作の噂を否定
2009年3月6日 12:00

[映画.com ニュース] 「スラムドッグ$ミリオネア」でオスカー受賞監督となったダニー・ボイルが、次回作になると噂されていた韓国映画「親切なクムジャさん」(パク・チャヌク監督)のリメイク企画のメガホンを取らないと宣言した。
ボイル監督は先月のアカデミー賞授賞式で米MTVに、「映画は見ている。(パク監督の)『オールド・ボーイ』も『親切なクムジャさん』も見ている。だが、もはや僕が映画化することはなくなった。ストーリーがどうなるかも分からない」と、改めてメガホンを取らないことを強調した。
オリジナルの「親切なクムジャさん」は、韓国の国民的女優イ・ヨンエの主演作で、無実の罪を着せられ、13年間の服役を終えた美しい女性クムジャが、自分に罪を着せた真犯人に復讐を遂げようとするサスペンス。
同作のリメイクについては今年1月、ボイル監督が英映画誌エンパイアのインタビューを受け、「28日後...」の続編と共に次回作候補として自ら口にしていた。同じパク・チャヌク監督のカンヌ国際映画祭グランプリ受賞作「オールド・ボーイ」も、スティーブン・スピルバーグ監督&ウィル・スミス主演でハリウッド・リメイクの噂がある。
一方で、英タブロイド紙サンが今月初旬、ボイル監督が「007」シリーズ第23作の監督を引き受けるため、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリらと接触しているとスクープ。だが、すぐさまボイル監督の広報が否定した。監督自らが米エンターテインメント・ウィークリー誌に電子メールを寄せている。「僕はボンド映画をいつも楽しんできた。だが、ボンド作品を監督するというプランはない。誰がストーリーを映画化するかなんて僕は分からないが、(監督リストに)入れてくれるならどんなお世辞でも言うよ、と彼ら(製作陣)に言ってくれないかな」
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