ダウニー・Jr.はググる人、ブラピはググらない人。オスカー候補座談会

［映画.com ニュース］　毎年、アカデミー賞ノミネート発表後まもなく出る米ニューズウィーク誌（今年は2月2日発売）の恒例企画「オスカー候補者座談会」が、同誌公式サイトにアップされた。

13年目となる今年の座談会参加者は、「ベンジャミン・バトン／数奇な人生」のブラッド・ピット、「トロピック・サンダー／史上最低の作戦」のロバート・ダウニー・Jr.、「レイチェルの結婚」のアン・ハサウェイ、「フロスト×ニクソン」のフランク・ランジェラ、「ハッピー・ゴー・ラッキー」のサリー・ホーキンス、「レスラー」のミッキー・ロークの6人。例年、ノミネート発表前に座談会が行われるが、今年はホーキンスをのぞく5人がめでたくオスカー候補者になっている。

「テルマ＆ルイーズ」で有名になる前の22歳のピットが、ダウニー・Jr.主演作「レス・ザン・ゼロ」のパーティシーンでエキストラ出演したことを明かすと、ダウニーはビックリ仰天。ロークの昔の出演作の話題になると、ダウニー・Jr.が「ナイン・ハーフ」、ピットが「エンゼル・ハート」の話で大興奮。当時のピットの“神様”はショーン・ペン、ゲイリー・オールドマン、そしてロークだったそうな。

また、自分について書かれた記事をGoogleで調べるかと聞かれると、スマートフォンBlackBerryを使っているピットは「コンピュータを使えない」とかわして、ハサウェイもホーキンスも「ノー」と否定。ところが、ダウニー・Jr.はGoogleで調べるのが大好きと告白した。大ベテランのランジェラはインターネット話には参加せず、今回の賞レースの前に「自分にはパブリシストがいなかった」と明かした。

そしてPRキャンペーンの話になり、日本を訪れるピットにダウニー・Jr.が「アイアンマン」での爆笑エピソードを披露した。「入国管理官から『パスポートに前科が記載されていますので、あなたを尋問します』と言われてね。その女性から解放されたのは6時間後。『拘置所や刑務所に入った経験は？』、『両方ある』、『期間は？』、『16カ月』と根掘り葉掘りさ。結局通してくれたけど、『二度とこんな国に来るもんか』と思ったよ。でも、料理の鉄人のレストランに行って、すごい神戸ビーフをご馳走になって……」と言いたい放題。

最後に「10年間も仕事をほされていた」と語ったロークに、ダウニー・Jr.が「『アイアンマン2』に出てくれるよね？」と確認すると、「出るよ、ブラザー」とロークは返答した。

第81回アカデミー賞授賞式は、2月22日にハリウッドのコダックシアターで開催される。