黒澤明監督「天国と地獄」、ハリウッドでリメイクへ
2008年10月30日 12:00
[映画.com ニュース] 米ミラマックスが、黒澤明監督の63年の傑作「天国と地獄(英題:High and Low)」をリメイクすることが分かった。「卒業」「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」のマイク・ニコルズ監督がメガホンを取る。
ピュリッツァー賞を受賞した劇作家で映画監督・脚本家のデビッド・マメット(「オレアナ」「ハンニバル」)が脚本、「ノーカントリー」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のスコット・ルーディンがプロデュースを手がける。また、そもそも99年に本作の脚本をマメットに依頼したマーティン・スコセッシ監督が製作総指揮を務めるものとみられ、かなり強力なスタッフが揃ったことは間違いない。キャスティングはこれから行われるとのこと。
「天国と地獄」は、エド・マクベインの「キングの身代金」を原作にした社会派サスペンス。製靴会社重役の権藤(三船敏郎)のもとに、息子を誘拐したから3000万円の身代金をよこせという連絡が入る。だが誘拐されたのは権藤の運転手の息子だった。葛藤の末、権藤は身代金を支払い、人質は無事救出されるが、財産を失った権藤は失脚。誘拐事件の犯人と被害者、そして刑事との息づまる心理劇が始まる。
黒澤作品は、過去に「七人の侍」(54)が「荒野の七人」(60)に、「羅生門」(50)が「暴行」(64)にリメイクされたのが有名だが、ハリウッドでは現在も、スティーブン・スピルバーグ監督のドリームワークスによる「生きる」(52)、ワインスタイン・カンパニーによる「七人の侍」のリメイク企画が進行中だ。
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