ラッセル・クロウが「ホームズ」の相棒ワトソン役との噂が流れる
2008年9月3日 12:00
[映画.com ニュース] ガイ・リッチー監督が映画化に挑む「シャーロック・ホームズ」で、ラッセル・クロウが名探偵ホームズの助手、ワトソン博士を演じるという噂が飛び出した。英タブロイド紙サンに「ラッセルもその役に乗り気だし、ガイもラッセルを希望している。彼らは細部を調整して、実現に向けて前進している」と掲載されたもの。
本作は、「アイアンマン」(9月27日日本公開)が記録的なヒットとなったロバート・ダウニー・Jr.がシャーロック・ホームズ役を演じるアクション映画。クロウは、今秋出演を予定していたロビンフッド映画「ノッティンガム」(リドリー・スコット監督)が製作中止の憂き目に遭ったおかげでスケジュールは空いており、配役にも問題はない。
ところが、「ロックンローラ」のプレミアに現れたリッチー監督は9月1日、その噂を完全否定するコメントを、サン紙より権威がある英映画誌エンパイアに発した。「僕はワトソンを決めていない。僕がラッセル・クロウを確保した、と誰かから教えてもらったが、それは初耳だ。どうしてそんなことになったのか? まだ僕のワトソンを探しているのに」
アーサー・コナン・ドイルによる名探偵ホームズの物語には、4つの中編と56の短編小説がある。どれが原作になるか気になるところだが、リッチー監督は「全部の物語を混ぜ合わせるつもりだ」と語った。ホームズ役のダウニー・Jr.はリッチーの脚本について、「全部の物語の中に(ホームズの)世界観があり、実際に小説に立ち戻った物語になっているが、僕たちが作ろうとしている物語はただ1つだよ」と述べている。