ブレット・ラトナー監督、エディ・マーフィ主演で「縮みゆく人間」をリメイク
2008年4月21日 12:00
[映画.com ニュース] 「ラッシュアワー」シリーズを大ヒットさせたブレット・ラトナー監督が、エディ・マーフィ主演が予定されている往年の名作SF「縮みゆく人間」(57)のリメイクでの、監督候補の一番手になっている。現在製作サイドとの交渉の最終段階に入っていると、米ハリウッド・レポーター誌が伝えた。
「縮みゆく人間」の原作は、リチャード・マシスン(「激突!」「ある日どこかで」)が56年に発表したベストセラーSF小説。ジャック・アーノルド監督の手によって映画化された57年版は、放射能と殺虫剤を浴び、体が縮小していく男の姿を描いた異色作であったが、今回のリメイクでは設定が変わっており、ラスベガスのマジシャン(マーフィ)が魔法にかかり体が縮んでいくというコメディタッチの作品に、若干変更されている。
同作は、ユニバーサル・ピクチャーズとイマジン・エンターテインメントの製作。「ダ・ヴィンチ・コード」「アメリカン・ギャングスター」を手がけたブライアン・グレイザーがプロデューサーを務め、「ナイトミュージアム」「燃えよ!ピンポン」のトーマス・レノン&ロバート・ベン・ガラントのコンビが執筆する。
今回のリメイク企画には、これまで「ロンゲスト・ヤード」(05)のピーター・シーガルや、「最終絶叫計画」シリーズのキーネン・アイボリー・ウェイアンズなどが監督候補に挙がってきたが、コメディ映画の演出に定評があるラトナー監督に落ち着きそうだ。