アカデミー賞ノミネート「泥の河」など、小栗康平監督の全作品を一挙上映
2008年2月20日 12:00

[映画.com ニュース] アカデミー賞にノミネートされるなど、海外の映画祭で高く評価されている小栗康平監督の全5作品が、海外版(英語字幕付き)でこのほど一挙上映されることになった。
1981年、宮本輝の同名小説を映画化しアカデミー賞外国語映画部門にノミネートされた「泥の河」でデビューした小栗監督は、90年に島尾敏雄原作の「死の棘」で第43回カンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリと国際映画批評家連盟賞をダブル受賞。96年「眠る男」では第47回モントリオール世界映画祭の審査員特別大賞を受賞した。05年発表の最新作「埋もれ木」は、浅野忠信や坂田明らが出演し、田舎で暮らす少女たちのささやかな日常を描いた心温まるファンタジー作品だ。
3月22日~4月11日まで、東京・中野のポレポレ東中野では「小栗康平 全映画」特集として、アカデミー賞バージョン「泥の河」、海外版「伽や(にんべんに耶)子のために」「死の棘」、海外版+メイキング「眠る男」「埋もれ木」が上映される。また、期間中の土日には、岸部一徳や田口ランディ、坂田明などゲストを招いた小栗監督との対談イベントも開催予定。
上映作品の鑑賞券は現在発売中。詳細はポレポレ東中野のサイトで確認されたし。
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