007シリーズ最新作「ボンド22」の正式タイトル決定!
2008年1月28日 12:00

[映画.com ニュース] 1月24日、英パインウッド・スタジオで007シリーズ第22作の製作発表記者会見が行われ、ダニエル・クレイグら出演者やマーク・フォースター監督が出席し、その席上で、タイトルが「007/クォンタム・オブ・ソラス(Quantum of Solace)」になったと発表された。
同タイトルを直訳すると「慰めの分け前」。今年生誕100周年にあたる原作者イアン・フレミングが著した短編集「007/薔薇と拳銃」所収の一編「ナッソーの夜に(Quantum of Solace)」が原作になる。
ジェームズ・ボンド役は前作「007/カジノ・ロワイヤル」で、全世界興収約6億ドルを叩き出したダニエル・クレイグが続投。一部プロダクションはすでに昨年11月末より始まっている。
プロデューサーのバーバラ・ブロッコリによると、「最新作は前作『007/カジノ・ロワイヤル』のエンディングシーンから始まる」という。前作でエバ・グリーンが演じたヒロイン、ベスパー・リンドが回想シーンで登場するかは不明だが、「映画にフラッシュバックはないけど、ボンドの心に中に彼女は生きている」と語った。「前作よりアクションはふんだんで、よりボンドの内面が描かれる。原作はフレミングの作品の中でも異色のもの。陰謀やスパイ活動などより、登場人物に焦点を当てて描いたストーリーなの。これまでのどの作品より、007ファンに喜んでもらえるでしょう」と語った。また、今回もパナマ、チリ、バハマ、イタリア、オーストリア、ロンドンと世界中で大々的なロケーションをすることを明かした。
クレイグは「この作品ほど、前作との違いを出すのが難しい作品はないよ。タイトルについては映画を見ながら考えて欲しい。ありきたりな物語になるわけはないよ、だって、ボンド映画なんだから」とシリーズの魅力を語った。
悪役に決まっていた「潜水服は蝶の夢を見る」(ジュリアン・シュナーベル監督)のマチュー・アマルリックは、ボンドの宿敵であり、世界征服を目論む謎の組織の実力者ドミニク・グリーンを演じる。「トニー・ブレア(元英首相)の笑みとニコラス・サルコジ(仏大統領)の狂気に満ちた目つき」を持ったキャラクターだとアマルリックは説明した。
ボンドガールには、ウクライナ人女優オルガ・キュリレンコが決定している。彼女はボンドの復讐のミッションに参加するスパイで、スタントシーンのためにトレーニングを積んで撮影に挑んでおり、アクションの見せ場もたっぷりなファイターだそうだ。また、英国人女優ジェマ・アータートンは新キャストのMI6メンバー、フィールズ役で、ボンドとのラブシーンもある。
ボンドの上司M役でジュディ・デンチは6度目の出演となるが、Qやマニーペニーは登場しない模様だ。CIAエージェントのフェリックス・ライター役でジェフリー・ライトが、イタリア人応援スパイのレネ・マティス役でジャンカルロ・ジャンニーニが続投する。
クレイグによると、「もっとクラシックなボンド映画に近い。(シリーズ初期のプロダクションデザイナーの)ケン・アダムスがデザインしたような60年代のスパイ映画のタッチになる」という。
「ネバーランド」「君のためなら千回でも」のマーク・フォースター監督、「クラッシュ」「告発のとき」のポール・ハギス脚本による同作は、今年11月7日全米公開。日本では09年正月第2弾として公開される。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ