「ブレードランナー」のフィリップ・K・ディックの伝記映画が製作へ
2007年11月2日 12:00
[映画.com ニュース] 「ブレードランナー」「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」などのSF映画の原作者として知られる作家フィリップ・K・ディックの伝記映画が現在準備中であることを、ディック役を演じるポール・ジアマッティ(「サイドウェイ」)が米MTVに語った。
「現在、脚本を書いている人物がいる」と彼が語るプロジェクトのタイトルは、82年のディックの絶筆と同じ、「The Owl in Daylight(昼のフクロウ、の意)」。B級映画の作曲家で、サウンドを聴く能力や芸術や幸福を味わう能力に欠けた主人公が、現実と虚構の間で混乱するという、脚本家チャーリー・カウフマン(「マルコヴィッチの穴 」「アダプテーション」)の作品にも似た複雑な内容になるという。
「このアイディアは彼(ディック)の最期の作品から取られたものだ。彼の物語は屈折した現実世界を描くものが多い。彼は精神的に病んでいて、数多くの問題を抱えていたと言われている。何度も結婚しているし、偏執的な行動も起こしている奇妙な男だよ。とても興味深く、実に複雑な人生を送っていたね」とジアマッティ。
かつて同作の監督候補として、「バロン」「フィッシャー・キング」のテリー・ギリアム監督が噂になったことがあるが、ジアマッティはMTVに対して監督と脚本家の名前を口にしていない。
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