ディカプリオ&スコセッシ監督、4度目のコラボが実現!
2007年10月24日 12:00

[映画.com ニュース] 「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」「ディパーテッド」に続く、レオナルド・ディカプリオ(主演)とマーティン・スコセッシ監督の4度目のコラボレーションが実現しそうだ。米バラエティ紙が伝えたもので、2人でデニス・ルヘインのサスペンス小説「シャッター・アイランド」(ハヤカワミステリ文庫刊)を映画化するという。
脚色したのは、ロシア版SF映画「ナイト・ウォッチ」や史劇「アレキサンダー」の脚本家で、今秋始まった米TVシリーズ「バイオニック・ウーマン(Bionic Woman)」のクリエイターを務めるレータ・カログリディス。製作はスコセッシの“シケリア”とディカプリオの“アッピアン・ウェイ”などで、製作総指揮は原作者ルヘインや脚本家カログリディスら。パラマウントとコロンビアが製作母体となり、急ピッチで製作準備が進められ、08年3月にもクランクイン予定だという。
同作は、1954年を舞台に、ディカプリオ演じる米連邦保安官テディ・ダニエルズが相棒とともに、ボストン沖の孤島に建つ犯罪者の精神病院で起こる惨劇の謎を解くというスリラー。嵐によって4日間も外界から閉ざされた病棟の中で、大どんでん返しが待つ、挑発的なエンディングが話題だ。
原作者ルヘインと言えば、同名小説をベン・アフレックが監督・脚色した「Gone Baby Gone」が全米で先週末公開されたばかり。ショーン・ペンとティム・ロビンスにオスカーをもたらしたクリント・イーストウッド監督作「ミスティック・リバー」の原作者として有名だ。
同企画は03年頃にコロンビアが映画化権を取得。その後「ゾディアック」で知られる製作会社“フェニックス・ピクチャーズ”が製作にあたり、カログリディスに1年かけさせ完成稿までこぎ着けたという。
スコセッシ監督とディカプリオは、ウォール街の風雲児を描くジョーダン・ベルフォートの自伝小説の映画化「The Wolf of Wall Street」などの数ある企画の中から真っ先に同作を選んだようだ。
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