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ショーン・ペンが、全米初のゲイの政治活動家役に!

2007年9月11日 12:00

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[映画.com ニュース] 70年代のゲイの政治活動家ハーベイ・ミルクの伝記映画が、ガス・バン・サント監督によって映画化されることになった。米ハリウッド・レポーター紙によると、ミルク氏を「ミスティック・リバー」のショーン・ペンが、同氏の射殺犯を「ボーン・アルティメイタム」(11月10日日本公開)のマット・デイモンが演じるという。

ハーベイ・ミルク(1930~78)は、全米で初めてゲイであることを公言し、77年のサンフランシスコ市評議員選挙で当選した政治家。78年、同僚だった元評議員ダン・ホワイトの凶弾によりジョージ・モスコーネ市長と共に射殺され、ゲイの権利運動の“殉教者”と讃えられた人物だ。ちなみに、射殺犯ホワイトは裁判でわずか禁固7年8カ月の刑となり、暴動となった(85年にホワイトは排ガス自殺を遂げる)。

一方で、プロデューサーのクレイグ・ゼダンとニール・メロン(「ヘアスプレー」)が15年間企画を温めていた、ワーナー映画の「The Mayor of Castro Street(カストロ通りの市長)」という企画もあり、「ワルキューレ」撮影中の“ゲイの映画作家”ブライアン・シンガー監督と脚本家クリストファー・マッカリーが脚本執筆中だったが、こちらはバン・サント監督版とは全くの別物。皮肉なことに、バン・サントはワーナー映画から依頼を受け、一時脚色の作業に当たっていたこともある。

なお、同作のタイトルはまだ発表されていないが、マット・デイモンのスケジュールが空くのを待って、早ければ今年12月からサンフランシスコで撮影が開始されるという。製作は、マイケル・ロンドン率いる“グラウンドスウェル”(「サイドウェイ」「砂と霧の家」)と、ブルース・コーエンダン・ジンクス率いる“コーエン/ジンクス・コー”(「アメリカン・ビューティー」「ビッグ・フィッシュ」)。両社は開催中のトロント国際映画祭に、俳優トーマス・マッカーシーの監督第2作「The Visitor」を出品。また同映画祭にはショーン・ペン監督の「Into the Wild」も出品されており、このミルクの伝記映画の話はカナダ・トロントから発信された。

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