三池崇史監督の「ジャンゴ」、ベネチア映画祭コンペ部門へ!
2007年7月27日 12:00
[映画.com ニュース] 8月28日から9月8日まで開催される第64回ベネチア国際映画祭のラインナップが7月26日に発表された。
日本映画では、三池崇史監督の全編英語の和風西部劇「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(9月15日公開)が金獅子賞(グランプリ)を競うコンペ部門に。北野武監督の「監督・ばんざい!」がコンペ外ながらウッディ・アレンやクロード・シャブロル監督らと同じ、“ベネチアのマエストロ(巨匠)”として特別招待された。北野監督は金獅子賞を受賞した「HANA-BI」ほか、6度目のベネチアになる。
▼ジョー・ライト監督「Atonement」(英)、キーラ・ナイトレイ主演
▼ウェス・アンダーソン監督「The Darjeeling Limited」(米)、オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ主演
▼ケネス・ブラナー監督「Sleuth」(英/米)、マイケル・ケイン主演、「探偵<スルース>」(72)のリメイク
▼ユーセフ・シャヒーン監督「Heya fawda(Le Chaos)」(エジプト)
▼ブライアン・デ・パルマ監督「Redacted」(米)
▼アンドリュー・ドミニク監督「The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford」(米)、ブラッド・ピット主演
▼パオロ・フランキ監督「Nessuna qualita agli eroi」(伊/スイス/仏)、イレーネ・ジャコブ主演
▼トニー・ギルロイ監督「Micheal Clayton」(米)、ジョージ・クルーニー主演
▼ピーター・グリーナウェイ監督「Nightwatching」(加/仏/独/ポーランド/蘭)
▼ホセ・ルイス・ゲラン監督「En la ciudad de Sylvia」(西)
▼ポール・ハギス監督「In the Valley of Elah」(米/モロッコ)、トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン主演
▼トッド・ヘインズ監督「I'm Not There」(米)、リチャード・ギア、ケイト・ブランシェット主演。ボブ・ディランの伝記
▼チアン・ウェン監督「Taiyang zhaochang shenqi(The Sun Also Rise)」(中/香)
▼リー・カンション監督「Bangbang wo aishen(Help Me Eros)」(台)
▼アブデラティフ・ケチチェ監督「La Graine et le mulet」(仏)
▼アン・リー監督「Se, jie(Lust, Caution)」(中/米)、トニー・レオン主演
▼ケン・ローチ監督「It's a Free World...」(英/伊/独/西)
▼ビンチェンツォ・マッラ監督「L'ora di punta」(伊)、ファニー・アルダン主演
▼三池崇史監督「Sukiyaki Western Django」(日)、伊藤英明主演
▼ニキータ・ミハルコフ監督「12」(ロ)
▼アンドレア・ポルポラティ監督「Il dolce e l'amaro」(伊)
▼エリック・ロメール監督「Les Amours d'Astree et Celadon」(仏/伊/西)
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第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
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